ハングル：얼빠

ハングル発音：オルパ

意味：얼＋빠の合成語。顔だけ見る追っかけ（얼굴만 보는 빠순이 /빠돌이 )。
ハンサムな顔に狂う人々。歌を上手く歌えなくても、演技が上手くなくても、運動ができなくても、顔だけかっこよければ（可愛ければ）、すべてが許されるということだ。歌手や俳優、スポーツ選手にとってはオルパはあまりうれしくない。オルパが群がれば、周りでは「お前は顔だけで食べて生きるつもりなのか？」このような声を聞きがちだ。

解説：オルパは2000年代初頭にシンドロームを起こしたオルチャン（美女 / イケメン）に似た面が多い。ただし、ひとまず外見が支えてあげなければならない芸能界で顔だけで勝負をかける歌手や俳優があまりないため、ファンたちはオルパだと呼ぶには躊躇する。しかし、本業である歌や演技よりも外見だけを見てファンがいるならオルパに該当する。

オルパの意味が拡張され、自分の好きな対象を尋ねも問いもせず、さらに誤りを犯した時も「無条件に賛美」する人も、オルパに分類される。無生物を対象としたオルパもいる。

キム君：携帯電話は○○社が最高だ。（親指でグー）
イちゃん：何の話をそんな風に言うの、あなたオルパでしょ？！

オルパは、元々スポーツに関連するコミュニティで使用された。しかし、複数のサイトに広がりながら一般的に使われるようになった。

韓国でスポーツ種目のうち、女子バレーボールを除けば、ある程度の観衆が満たす種目はほとんど男性選手中心なため、オルパの主流は女性にならざるを得ない。問題は、女性らが普段からスポーツへの関心が少ないため、競技規則について若干無知だという点だ。

試合を観戦するために必要な非常に基本的なルールを知った後は、それ以上知ろうとしない。試合がどのように流れているのかもあまり関心がない。かっこいいオッパが出てさえすれば良い。該当の選手が所属するチームが負けているのに、スタジアムのスクリーンにオッパの顔がクローズアップされると、悲鳴を上げたりもする。

好きな選手が出てきたら、写真を撮るために前の人の視線などは無視してカメラを突きつけ、同じポジションをめぐって競争する選手が出てきたら呪いも厭わない。

スポーツ球団はオルパも大歓迎だ。ひとまず特定の選手を見るために競技場を訪れたが、次第に試合に陥れば本当のファンになる可能性があると考えるためだ。