トップ > 数字経済 > マーケット > 高級ブランドが「韓国に求愛」
鼻の高い高級ブランド企業が韓国に積極的な求愛作戦を展開している。
アジア初や世界初で韓国に単独の店舗をオープンさせたり、韓国だけで販売している製品も増やしている。ブランド広報大使に韓国人を起用するケースも増えている。
4日、業界によると、新世界インターナショナルが輸入し運営するイタリアの男性スーツブランドラルディーニ（LARDINI）は、最近、韓国に初めて単独店舗を出した。このブランドは、これまでセレクトショップ入店形態だけで販売をしてきた。セールスディレクター（役員）のエンリコ・アイロルディ・ラルディーニ氏は「アジアマーケットのリテールを拡張するための最高の条件を備えたところが韓国だ」と評価した。イギリスを代表するデザイナーとして挙げられるクリストファー・ケインもアジアでは初めての単独店舗を新世界百貨店に出した。
「韓国ONLY」製品を発売するブランドも相次いでいる。昨年、フェンディ（FENDI）が韓国限定版ピーカブーバッグを発売し、ヒラリー・クリントンが愛用することで知られる高級衣類ブランドセント・ジョン（ST.John）が「コリア・エクスクルーシブ（Korea Exclusive）」製品を出したのに続き、今年はフランスの靴ブランド「ロベール・クレジュリー（Robert Clergerie）」が全世界的にヒットした自社のJAVAスタイルを再創造した「韓国エクスクルーシブ」モデルを出した。ロベール・クレジュリーは、ソニア・リキエル（Sonia Rykiel）、デルヴォー（Delvaux）などを所有している「ファースト・ヘリテージ・ブランド」が運営する120年の伝統ブランドで、今回、韓国単独モデルをブラックとブラック＆シルバーカラーでデザインし披露している。
数千万ウォンから数億ウォンもするスイスの時計ブランドロジェ・デュブイ（ROGER DUBUIS）も異例の韓国語ウェブサイトを作り、ロジェ・デュブイブランド創立以来、初のアジア人親善大使を任命した。韓国人野球選手チュ・シンス氏が主人公。ロジェ・デュブイマーケティング課長のナム・ウンギョン氏は「ロジェ・デュブイブランドの需要が急成長している韓国市場に対する本社の関心と期待感が高い」と説明した。
高級ブランドの求愛が本格化したのは、韓流が世界的な流行となって、韓国の化粧品がKビューティーという名前で知られてからだ。韓国は絶対的市場規模は小さいが、近年、新しい高級ブランド品最大消費処である中国が韓国から流行の「ヒント（TIP）」を得て、その消費パターンを本国に持っていく点が、高級ブランド企業の態度を変えさせるきっかけとなった。かつては日本がこのような「ファッション指標」を作成する国だったが、最近、韓流ブームが起こりながら、この基準点が韓国に変わったのだ。最近1~2年でシャネル、ディオールなどの高級ブランドが猫も杓子も韓国に旗艦店をオープンさせたり、オープン準備をして、グローバル次元のファッションショーや展示会などを開くのも同じ脈絡から解釈される。
業界関係者は「韓国は国家規模が大きくなく人口も多くなく、国自体だけ見れば、拡張性の限界があるが、中国人が韓国をファッションベンチマーキングの対象と見るということが重要だ」とし、「高級ブランドが中東と一緒に最後に残った成長市場として見るところが中国なのに、中国人は韓国で流行するブランドや製品を爆発的に消費する傾向があり、韓国はテストベッドとしてこれ以上にない魅力的な市場だ」と説明した。
高級ブランドが「韓国に求愛」
イタリア・イギリスが世界初の単独店…広報大使に韓国人起用も
< ロベール・クレジュリーの韓国限定版シューズ >
アジア初や世界初で韓国に単独の店舗をオープンさせたり、韓国だけで販売している製品も増やしている。ブランド広報大使に韓国人を起用するケースも増えている。
4日、業界によると、新世界インターナショナルが輸入し運営するイタリアの男性スーツブランドラルディーニ（LARDINI）は、最近、韓国に初めて単独店舗を出した。このブランドは、これまでセレクトショップ入店形態だけで販売をしてきた。セールスディレクター（役員）のエンリコ・アイロルディ・ラルディーニ氏は「アジアマーケットのリテールを拡張するための最高の条件を備えたところが韓国だ」と評価した。イギリスを代表するデザイナーとして挙げられるクリストファー・ケインもアジアでは初めての単独店舗を新世界百貨店に出した。
「韓国ONLY」製品を発売するブランドも相次いでいる。昨年、フェンディ（FENDI）が韓国限定版ピーカブーバッグを発売し、ヒラリー・クリントンが愛用することで知られる高級衣類ブランドセント・ジョン（ST.John）が「コリア・エクスクルーシブ（Korea Exclusive）」製品を出したのに続き、今年はフランスの靴ブランド「ロベール・クレジュリー（Robert Clergerie）」が全世界的にヒットした自社のJAVAスタイルを再創造した「韓国エクスクルーシブ」モデルを出した。ロベール・クレジュリーは、ソニア・リキエル（Sonia Rykiel）、デルヴォー（Delvaux）などを所有している「ファースト・ヘリテージ・ブランド」が運営する120年の伝統ブランドで、今回、韓国単独モデルをブラックとブラック＆シルバーカラーでデザインし披露している。
数千万ウォンから数億ウォンもするスイスの時計ブランドロジェ・デュブイ（ROGER DUBUIS）も異例の韓国語ウェブサイトを作り、ロジェ・デュブイブランド創立以来、初のアジア人親善大使を任命した。韓国人野球選手チュ・シンス氏が主人公。ロジェ・デュブイマーケティング課長のナム・ウンギョン氏は「ロジェ・デュブイブランドの需要が急成長している韓国市場に対する本社の関心と期待感が高い」と説明した。
< イタリア男性スーツブランドのラルディーニ >
業界関係者は「韓国は国家規模が大きくなく人口も多くなく、国自体だけ見れば、拡張性の限界があるが、中国人が韓国をファッションベンチマーキングの対象と見るということが重要だ」とし、「高級ブランドが中東と一緒に最後に残った成長市場として見るところが中国なのに、中国人は韓国で流行するブランドや製品を爆発的に消費する傾向があり、韓国はテストベッドとしてこれ以上にない魅力的な市場だ」と説明した。
- 毎日経済 パク・インヘ記者 | (C) mk.co.kr
- 入力 2016-05-04 17:23:07
