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ファッション業界の対照的な戦略、巨額の「ビッグデータ」対デザイナーの「直観」


  • ファッション業界の対照的な戦略、巨額の「ビッグデータ」対デザイナーの「直観」
最近、全世界のファッション企業に提供されるトレンド情報は厚い本ではなく、オンライン型のビッグデータに置き換えられている。

実際にファッション業界はトレンドに非常に敏感である。このため、消費者の需要を正確に予測​​することが最も困難でありながらも重要な部分だ。だからといって過去の販売履歴データが必ずしもより良い企業内の意思決定をもたらすともいえず、伝統的な方法は遅く、非科学的だ。

しかし、このようなビッグデータによるトレンド情報の分析は、ファッション企業が消費者の好みに対するより正確な予測ができるようにサポートする。したがって、ファッション商品のデザインや企画にも十分に影響を与えることができる。これにトレンド情報会社はファッションショーの分析、現在の市場分析、コンサルティングサービスなどを提供するが、ファッション企業は、色、素材、パターンなどのアイデアを受けたり、ファッショントレンド情報を得るために、毎年平均7,000ドル(約800万ウォン)から15,000ドル(約1,700万ウォン)を支払わなければならない。

その結果、イギリスのビッグデータ基盤のファッション情報会社「WGSN」は、すでに2013年に二桁の成長を享受するほど急速に成長している。75,000人の顧客を保有している、このグローバルトレンド情報会社は、ビッグデータを利用した小売の分析ツールも持っているほどだ。

また、米国のトレンド情報会社スタイルサイト(Stylesight)も3,000人の購読者を持っており、過去4年間で40%も高成長した。このような中で、2013年にはWGSNがスタイルサイトと合併し、巨大トレンド情報会社が市場に紹介されたりもした。実際に巨額のトレンド情報を販売しているトレンド情報会社は、「オンラインに存在する情報を使用すると、ファッション企業がトレンド調査のための旅行と写真の費用を削減することができる」と主張している。

また、米国の小売業者の関係者も「トレンド情報会社は情報を与え、小売業者と製造業者にはビジネスの新しい方法を提案する」とし、「私たちは、これに基づいて事業コンセプントに合った決定を下せばいい」と伝えた。これは以前、製品が誕生する前にファッションデザイナーやバイヤーの直感的な感覚に依存していたファッション会社がビッグデータを利用したトレンド情報を積極的に活用し始めたことを示唆している。

もちろん、まだビッグデータの活用を拒否したり、積極的に使用していないファッション企業が多数ある。したがって、毎年この産業が1兆ドル(約1,019兆ウォン)規模で成長していたとしても、ファッション業界は直感による意思決定も今だ重視していることを留意しなければならない。
  • シークニュース_イム・ソヨン記者/写真=photopark.com
  • 入力 2014-09-18 15:48:25




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