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東大門の夜明け商圏が変わるドゥータも深夜営業時間を変更


  • 東大門の夜明け商圏が変わるドゥータも深夜営業時間を変更
  • < 東大門に位置するドゥータとロッテ・フィットイン >

東大門の夜明け前商圏が変わり始めている。早朝5時まで深夜営業を行い、不夜城を成していた東大門ファッションモールが最近になってひとつふたつと深夜営業を廃止している。東大門ファッション商圏の主ともいえるドゥータは、最近5年ぶりにリニューアルオープンをして、平日深夜営業を廃止した。

1999年の創業以来、15年目にして初めてのことだ。ドゥータは「午前10時30分~翌日午前5時」の営業時間を変更し、真夜中に店を閉める。これに先立って、フィットインも昨年オープン以来、営業時間を午前11時~午前0時としている。ただし、先月から今月までの期間限定で、木・金・土曜日は翌日の午前2時まで営業をしている。深夜営業の縮小傾向はさらに加速するものと見られる。

東大門の小売ファッションモールの深夜営業縮小は、買い物客の減少が主な要因だ。卸売ショッピングモールは深夜に商品を買い付けて、朝から営業する商人たちが主な顧客であるため、早朝営業は避けられない。しかし、小売店はほとんどが一般の買い物客を対象にするため、深夜の買い物客の減少に影響を受けざるを得ない。実際に夜12時から午前4時までの売上高が総売上高のうち18%を占めるドゥータは、この1年間の夜9時~12時の売上高が前年との対比で12%上昇した一方、夜12時〜午前4時の売上高は10%減少したことが分かった。

業界関係者は「過去には、東大門ショッピングモールが深夜ショッピングの唯一の通路だったが、最近では、オンラインショッピング、ホームショッピング、海外直接購入など、深夜にも買い物ができる流通チャネルが多様化して東大門ショッピングモールの深夜顧客はますます減る傾向だ」と説明した。オンラインモールが増加したことにより地方街頭店が衰退し、東大門ショッピングモールで買い付けをおこなう地方の商人を乗せて運んでいた高速バスの行列も大多数が姿を消した。

卸売商品の割合が低くなっている点も、深夜営業停止の理由の一つだ。オリジナル商品の割合が増え、夜明けの卸売市場で商品を買い付けるために卸売商圏と同じ営業時間サイクルを維持する必要性が減ったのだ。ドゥータは2009年以来、オリジナル生産品の比重が高くなり、問屋から夜明けに商品を買い付けて販売する割合が急激に減少した。草創期にはオリジナルの生産商品の割合は60%台だったが、今ではほぼ90%台に迫っている。

この他にもセウォル号事故以来、急増した安全性の問題も影響を及ぼした。早朝まで営業した後、わずか4~5時間後に再び店をオープンしているため施設の管理にも問題があり、従業員の疲労感も少なくなかったからだ。ドゥータマーケティング部のチョン・チャンス部長は「セウォル号の事故以来、施設管理・人材管理のために深夜営業の廃止が安全にも重要であるという共感が得られた」とし、「ただ、中国の観光客を念頭に置いて金~土曜日は早朝営業を維持することにした」と説明した。
  • 毎日経済_キム・ジュヨン記者/写真=MKファッションDB | (C) mk.co.kr
  • 入力 2014-09-21 17:07:17




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