コロナで賑わいを失った「東大門ファッションタウン観光特区」



  • 7年以上運営してきた「ロッテフィットイン東大門店」は、昨年12月31付で営業を終了した。 [写真=チェ・アヨン記者]



「今までご利用いただきありがとうございます。」

観光客でにぎわっていたショッピングの名所、ソウル市中区東大門商圏の火が消えつつある。「新型コロナウイルス感染症(コロナ19)」の影響で観光客の足が途切れたからだ。東大門歴史文化公園駅の11番と12番出口前のロッテフィットイン東大門店の入り口に「昨年12月31日付で営業を終了という案内文が付いていた。

去る16日午後2時、東大門歴史文化公園駅近くのショッピングセンター。 QRコードを通して中に入ると、空閑散とした風景に出会う。秋夕(チュソク)連休を二日前にしていたが、客の姿はみつけることが難しいほどだった。火の消えた店舗には「賃貸お問い合わせ」の案内文がついており、商人たちはぼんやりと座っていた。

ここの店主たちは同僚の退店を寂しく見守らなければならなかった。ショッピングセンター1階で会ったAさんは、「とても難しい」という言葉だけをえんえんと繰り返した。Aさんは「コロナ19の状況がこんなに長く行くとは夢にも思わなかった」とし、「来月にも空き家は増えるだろう」とにらんだ。


  • ソウル市中区東大門ファッションタウンのショッピングセンター1階のあちこちで灯が消えている。 [写真=チェ・アヨン記者]



空き店舗が増加したことで、賃貸料は免除して管理費だけを受けるという事例もあった。 Aさんは「家賃は1マスに20万ウォンずつだ。うちの店は6マスで毎月120万ウォンを払わなければならない」とし、「まったく売れない日も多かったが、それでも家賃免除の特典で持ちこたえている。管理費さえ出せない商人は退店した」と言う。

また別の商人Bさんは「ことによれば、秋夕連休中は路上で服を販売するからと商品台を申請したかも」と鬱憤を爆発させた。ちょうど「秋夕時に露店商をお申し込みいただいた方には1階に集まってください」という案内放送が流れた。

東大門の大型ショッピングモール「グッドモーニングシティ」の空室率は75%で、直ぐ近くの「ミリオレ」の空室率は40%だと伝えられた。この日の韓国不動産院によると、今年の第2四半期の東大門商圏の中・大型商店街の空室率は、第1四半期と比べて0.4%上昇した11.9%と集計された。ソウル市全体の平均空室率9.5%に比べて2.4%ポイント高い。


  • 空の店舗に「賃貸お問い合わせ」案内文がついている。 [写真=チェ・アヨン記者]



「エイピエム(apm)」で26年目の店舗を運営している商人のCさんは、「ふだん段だったら秋夕を控えて込み合うべきところが、客のすがたが見えない」とし、「ちょっと前に見た自営業者の自殺記事が他人事と思えない」とため息をついた。

Cさんは「こんかい小商工人支援金申請する時、売上高は90%低下したと出てきた」とし、「知り合いの社長は税金申告したが、初めて0ウォンになった」とした。続いて「1.5坪の売り場の管理費は毎月46万ウォンずつ出ていく。一日に1~2万ウォンも稼ぐことができず、2000万ウォンの融資を受けて生計を維持している」と訴えた。

ソウル市の資料を見ると、昨年にソウル市を訪問した外国人観光客は192万人だ。過去最大を記録した2019年の1390万人に比べて85.6%減少した。外国人を除くた内国人だけでも梨泰院・東大門・明洞など6つの観光特区で流動人口の25.5%が減少した。売上げはそれぞれ梨泰院40.7%、東大門31.2%、明洞26.2%が減少した。

ソウル市の中区光熙洞1~2街と乙支路5~7街および新堂洞一帯は2002年5月に「東大門ファッションタウン観光特区」に指定された。東大門ファッション観光特区は伝統的な市場と近代的なショッピングモールが混在した31の大型商店街に3万あまりの店舗と15万人にのぼる商人が従事していると説明した。
  • 毎日経済 | チェ・アヨン記者
  • 入力 2021-09-19 22:25:45