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韓、自動車中堅3社「切歯腐心」…エコカーで復活狙う


  • 韓、自動車中堅3社「切歯腐心」…エコカーで復活狙う

  • サンヨン自動車が準中型電気スポーツユーティリティ車両(SUV)「コーランド・エモーション」を4日に出荷する。[写真提供=サンヨン自動車]



国内完成車の中堅3社である「ルサンシ(ルノーサムスンとサンヨン自動車そして韓国GMシボレー)」は今年、エコカーを前面に掲げて復活を狙う。何年も続いてきた販売不振を、「カソンビ(価格対性能比)」の高い電気自動車とハイブリッド車で克服するという戦略だ。

3日の韓国自動車産業協会によると、昨年の中堅3社の生産台数は43万3960台で、前年(57万6270台)よりも24.7%が減った。昨年は初めてメルセデス・ベンツが国内市場でこれら中堅3社を抜き、現代自動車とキア自動車に続いて販売量で3位に上がった。

中堅3社の不振はここ何年も続いている。最高をきわめた2011年(116万8363台)と比較すると、生産量は事実上半分になった。中堅3社の復活の要件は、電動化の流れに迅速に対応することだ。国土交通部によると昨年、エコカーの登録台数は115万台で、前年よりも41.3%増加した。

今年、中堅3社のうちで一番先にエコカーを披露したのは双龍(サンヨン)自動車だ。企業再生手続きを踏んでエジソンモーターズ・コンソーシアムと買収を進めているサンヨン自動車は4日、「コランド・エモーション」を出荷する。サンヨン自動車が出荷する、初の電気自動車だ。事前契約量だけで3500台を超え、市場でかなりの関心を集めている。

韓国GMはリコール問題で販売が中断された電気自動車「ボルトEV」の部分変更モデルと「ボルトEUV」を、早ければ上半期に出荷を再開する。これらの車両価格は4千万ウォン台で、やはり補助金の支給対象だ。

ルノーサムスンも小型スポーツユーティリティ車両(SUV)の「XM3ハイブリッド」モデルを下半期に出荷する。 XM3はルノーサムスンの実績を牽引するほど人気を集めた車種だ。昨年は5万6719台が輸出されたが、これは販売量全体の42.7%に達する。ルノーサムスンの関係者は「XM3ハイブリッドモデルが出れば実績に大きな助けになるだろう」とし、「電気自動車の場合、いまはまだ出荷計画はない」と語った。
  • 毎日経済 | ウォン・ホソプ記者/イ・セハ記者
  • 入力 2022-02-03 17:40:32




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