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数字経済 > 企業 > 蚕室ロッテワールドモールのオープン初日、市民は「大きい」と感嘆
ソウル市松坡区蚕室洞に位置する超大型複合ショッピングモール「ロッテワールドモール」のアヴェニュエルとロッテマート、そしてハイマートが14日にオープンした。週末ではなく平日にオープンし、心配された交通渋滞はなかった。市民はオープン時間に合わせて待っていたが、売り場を回ってみてロッテワールドモールの規模に関心を見せた。
▶ 一部の店舗は来週オープン「臨時開場」のイメージが強い
午前10時30分にオープンした百貨店名品館アヴェニュエル地上1階は、「ディオール」「シャネル」「ルイヴィトン」など多くの輸入ブティックはオープンしていなかった。2~6階の売り場でも、国内初の入店でクチコミに乗ったイタリアの食料品店「ペック(PECK)」など、いくつかの店舗は来週以降にオープンする。この日はアヴェニュエル内225店舗のうち205店舗がオープンした。
▶ 見学にきた地域住民がほとんど
市民たちは買い物をするよりもフロアごとに店を見物し、地上1・2階をつないだ大規模な螺旋階段と、通路のあちこちの展示物を撮影する姿だった。蚕室洞(チャムシルドン)に住むというパク某氏(72)は、「私の生涯でいつこんな見物ができるかと思い、朝から来てみた」とし、「聞いていたように、規模がほんとうに大きい」と感嘆した。
やや閑散とした百貨店コーナーとは異なり、地下1階にオープンしたロッテマートには、オープン直後から買い物客が殺到した。ロッテマートワールドタワー店は既存の蚕室店ロッテマートよりも面積が狭い代わりに、一段階高級な製品で品揃えを差別化した。かさばる旅行用品や台所用品売り場よりも、手軽に持って帰れる生鮮食品売り場がにぎわっていた。大部分は公共交通機関を利用して来た地域住民で、ショッピングカートを引っ張っていく姿もしばしば目についた。新川洞(シンチョンドン)の住民キム某氏(56)らは、「駐車場予約制を実施するというが、車に乗って来るのは面倒なように思えて地下鉄できた」とし、「蚕室店はあまりにも中国人が多くてショッピングしにくかったが、荷物がない日は友達とたまに立ち寄るようだ」と語った。
ロッテマートの盧柄容(ノ・ビョンヨン)社長は、「予想よりもオープン直後の顧客は多いほう」だとし、「マートは駐車場が必要だが、オープン後の状況を見ながら、発生する苦情を解決していけば良いと思う」と語った。
▶ 事前予約駐車制度で混乱
ロッテワールドモールのある蚕室交差点付近は、いつもと同じようなレベルの交通量だった。ほとんどの住民は公共交通機関を利用したが、一部は予約なしで車に乗って来て、駐車場の横で車を回した。ロッテ側が4ヶ所の駐車場入口にスタッフを配置し、駐車場予約制をいちいち説明することから、駐車場の入り口まで移動する列が長くなった。
ロッテ側は、通行量が最大値に達する週末の午後を基準に、駐車場などの交通対策を準備しただけに、低層階モールの臨時オープンが終わるこの週末以降にこそ、ショッピングモールのオープンが近隣の車の流れに与える影響を見積ることができると思われる。