トップ > 数字経済 > 統計 > 「一生懸命働けば生活が豊かになる」韓国の20代、43%のみが同意

「一生懸命働けば生活が豊かになる」韓国の20代、43%のみが同意

LG経済研究院報告書 

懸命に働けば生活が改善するという考えについて、韓国の20代の半分以上が同意しないことが分かった。

13日、LG経済研究院が世界価値観調査協会の調査資料(1995~2014年)を基に、韓国・中国・日本・ドイツ・アメリカなど5か国の20代の価値観を比較・分析した結果によると、韓国の20代は「懸命に働けば生活が豊かになる」という問いに対して43.0%だけが肯定的に答えたことが分かった。中国(54.3%)、米国(46.3%)よりも低く、ドイツ(39.6%)、日本(24.8%)より高い数値だ。

また、韓国の20代の大半は「豊かになるということは他の人の犠牲を伴うしかない」と考える傾向を見せた。「冨はみんなが豊かになれる分だけ増大する」と「他人を犠牲にしなければ豊かになれない」という項目の中で、自分がどちらに近いか程度を表示する質問に22.1%だけが「他の人と一緒に豊かに暮らせる」という見方を示した。

報告書は、「世界価値観調査」の結果を引用して「富が継続的に成長するかどうかの期待」が高い国ほど、「懸命に働けば生活がよくなる」という意識も大きくなると分析した。実際に「富はすべての人に十分になるほどに増大する」という問いに対する肯定回答率は、中国、米国、韓国、ドイツ、日本の順で高かったが、この順序は「懸命に働けば生活が豊かになる」という質問の国別肯定回答率の順序と同じだった。

パク・ジョンヒョン責任研究員は、「『一緒に豊かに暮らせる』という肯定的な認識と達成にたいする肯定的な認識は、脈を同じくするものと見られる」とし「成長への期待が伸び悩む現時点で『一緒に豊かに暮らすことができる』あるいは『懸命に働けば、生活が豊かになる』という信念と期待が高くないという点は、私たちの社会が一緒に心配しなければならない部分と見られる」と述べた。
  • 毎日経済 キム・テジュン記者 | (C) mk.co.kr
  • 入力 2015-01-13 13:47:55




      • facebook icon
      • twetter icon
      • RSSFeed icon
      • もっと! コリア