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ソウル市の規制・水族館と映画館の営業停止…第2ロッテワールドの受難


  • ソウル市の規制・水族館と映画館の営業停止…第2ロッテワールドの受難
  • < 急減する第2ロッテワールドの訪問者数 *資料=ロッテ物産 >

ソウル市蚕室のロッテワールドモール(第2ロッテワールド)は、営業不振で次々と閉店の危機にさらされた入店業者のために、100億ウォン以上を支援する苦肉の策をうち出した。大型複合モールが開場初期、営業苦戦のせいで入店企業の支援に乗り出したのは史上初の事態であり、駐車場の事前予約・有料制など、ソウル市の規制は過ぎるのではないかという指摘が出ている。

ロッテワールドモールは25日、ショッピングモール棟とエンターテイメント棟内の入店業者を対象に、昨年10月のオープン以来5カ月間の賃貸料など、一部減免するだろうと明らかにした。ロッテはアベニュエル棟に入店した衣類業者などに対しても先月から一時的に手数料を引き下げたことに続き、今後は外食ブランドも電気・水道料金などの管理費の一部を割引する方針だ。これらのすべてを合わせると、100億ウォン以上の支援効果が発生するとロッテ側は説明した。ロッテワールドモールは、各種の安全論争に巻き込まれて訪問者数が急減し、入店業者の売上げも伴って急落するやいなや、「入店料減免」という緊急対策をうち出したわけだ。ロッテと各入店業者は、水族館や映画館の補修工事が仕上げの段階であるだけに、ソウル市が一日も早く営業再開を許可するようにと願っている。

昨年の10月中旬にオープンしたロッテワールドモールは、初期には一日平均10万人が来訪するほど盛況を成した。しかし、ソウル市の厳格な有料駐車場の方針の実行とそれに伴うショッピングの不便で、以後の一日平均訪問者数は、昨年11月の9万人から12月が7万人、今年1月は5万5000人に急減した。

駐車場の車も現在は一日平均530台程度で、昨年10月にオープンしたときと比較して40%ほど減少した。入店業者を含むロッテワールドモール内の勤務人員も、初期の6000人から現在は1000人ほど減った。それほど仕事がなくなったわけだ。

何よりも昨年12月、映画館や水族館が安全性問題に巻き込まれ、営業停止になったことが決定打だった。

外食産業のアモジェフード(AMOJE FOOD)のフードラウンジブランド「フードキャピタル」が600席、総1750品目(530坪)規模で用意した「王宮」は、一般的なフードコートとは異なり、230種以上の韓国料理のメニューを提供する高級レストラン街として水族館の前に出店した。水族館の訪問顧客が自然に立ち寄れるように、出店位置までうまく決めたが、「王宮」の現在の月売上げは開場初期より70%も急減した。

水族館や映画館と多少離れたアベニュエル棟に位置するシンガポール和食レストラン「ヒデ・ヤマモト)(Hide Yamamoto)」も、オープンして3か月めの今月1日から営業を終了して電撃撤収した。

ショッピングモール棟内の衣類メーカーの一社も、現在他の店舗に転換するために営業を停止しており、そばのアクセサリーメーカーも撤退した。

昨年の12月中旬以降、第2ロッテワールドで店を閉めた業者は4ヶ所に達する。業者らはロッテワールドモールの入店施設に対するソウル市の過剰規制を問題視して、一日も早く営業の正常化がなされなければならないと口をそろえる。ある入店会社の関係者は、「映画館や水族館の閉鎖後、2ヶ月以上経っても進展する状況は全くない」と吐露した。
  • 毎日経済_ソ・ジヌ記者 | (C) mk.co.kr
  • 入力 2015-02-25 17:45:46




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