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LG化学、中国・南京工場に1億ドル追加投資…偏光板生産ライン増設


LG化学は中国の偏光板生産ラインの増設を通じて、中国での偏光板1位の地位固めに乗り出した。LG化学は4月から中国・南京工場に約1億ドルを投資して、年間2400万平方メートル規模に偏光板の生産能力を拡大すると先月31日、明らかにした。これは42インチのテレビ2400万台に搭載される規模で、来年の上半期中に本格的に稼動を開始する予定だ。今回の増設が完了すると、南京工場の年間の偏光板生産能力はこれまでの4000万平方メートルから6400万平方メートルに増える。

これは汝矣島の面積の約22倍に相当する規模で、中国現地で偏光板を生産する企業の中で最大規模となる。特に今回増設する生産ラインは、幅2300ミリ以上の偏光板を生産できる超広幅ラインで、いま現在ディスプレイパネルメーカーで生産している最大サイズの第8世代パネルへの使用が可能だ。

南京工場で生産されている偏光板はLGディスプレー(広州)をはじめ、中国の二大パネルメーカーであるBOE(北京・重慶・合肥など)やCSOT(シンセンなど)と、CEC-Panda(南京など)などに供給される。

LG化学は世界最大の偏光板市場である中国で、市場シェア30%で1位を走っている。ディスプレイ市場調査会社のディスプレーサーチによると、全世界の偏光板市場は昨年の3億4600万平方メートルから2017年には4億平方メートルに、年間5%の堅調な伸びが予想される。同じ期間、中国の第5世代以上のLCDパネルの生産量は3700万平方メートルから8100万平方メートルに、年平均で30%に近い成長を続けるものと予想される。

[用語] 偏光板:超薄膜液晶表示装置(TFT-LCD)の中心素材で、パネルの上下部に付着して光を通したり遮断して色を再現する機能を行うフィルム。
  • 毎日経済_ユン・ジンホ記者 | (C) mk.co.kr
  • 入力 2015-03-31 17:42:41




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