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ネットマーブル、米ゲーム会社「スーパースターゲームズ」買収推進


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ネットマーブルゲームズ(Netmarble Games)は、アメリカンフットボールのゲームを作る米ゲーム会社の買収を推進する。

IB業界とゲームメーカーによると21日、ネットマーブルは「ジョー・モンタナフットボール」というビデオゲームを制作する米ゲーム会社の「スーパースターゲームス」を取得する作業に本格的に着手した。スーパースターゲームズは「ジョーモンタナフットボール」ゲームのモバイル版も開発中だ。このゲームは、1980年代に米国プロフットボール(NFL)を牛耳った「伝説のクォーターバック」ジョー・モンタナを掲げたゲームだ。フットボールゲーム市場は米国ゲーム会社EA社の「マッデンNFL11」が掌握しており、ジョー・モンタナフットボールが急速に追い上げている状況だ。

NFLの選手のライセンスをEAが独占し、ジョー・モンタナフットボールゲームでは、ジョー・モンタナ以外には仮想の選手だけがゲームに登場した。

モバイルゲームはEA社の独占権がなく、ジョー・モンタナゲームも実際の選手を登場させることができるようになった。モバイル市場ではEAの牙城に挑戦するに値するわけだ。

米国現地のマスコミでは「EAが独占しているアメリカンフットボールゲーム市場の、最大の潜在的競争相手はジョー・モンタナフットボール」だと評価している。

ネットマーブルのパン・ジュニョク議長は最近の記者懇談会で、海外への積極的な買収・合併に乗り出すと明らかにした。パン議長は、「西欧圏攻略のために海外ゲーム会社の買収・合併だけでなく、NCソフトとのコラボレーションなどを通じてネットマーブルをグローバルゲーム企業に跳躍させるつもり」だと語った。

ネットマーブルがスーパースターゲームスの買収を推進した背景も、西欧圏を攻略するという内部戦略と一致したからだ。

ネットマーブルは国内で「マグマグ」や「チャグチャグ」などのスポーツゲームを成功裏にローンチした経験も持っている。今回の買収を成功裏に終えたなら、米国のモバイルスポーツゲーム市場でEA社と真剣勝負を繰り広げられる機会を整えることができる。ネットマーブルだけでなく、グローバル市場への進出は国内のゲームメーカーに選択ではなく必須となっている。国内ゲーム市場は既に飽和状態に達したうえに、海外ゲームメーカーの国内市場への進出まで活発になっているからだ。国内1位ゲーム会社のネクソン社は、国内外の企業とM&Aや戦略的パートナーシップを通じて、中国・日本市場に続いて北米市場まで領域拡大に乗り出している。

今年の下半期には「ダンジョンアンドファイター」のモバイル版を中国市場に登場させる予定だ。

日本では2012年にモバイルゲーム開発会社のgloopsやインブルーなどを買収して以来、現地の利用者に合わせたゲームを開発している。

NCソフト(NCsoft)は今年3月、カナダのモバイルゲームのスタートアップ企業である「ディスゲームスタジオ」に約500万ドルを投資した。最近では北米・欧州市場攻略のために、シリコンバレーのサンマテオ地域にモバイルゲーム制作スタジオを設立した。 EA社出身のジェシー・テイラー(Jesse Taylor)を開発総括役員に選任して開発力の強化に乗り出した。
  • 毎日経済_アン・ジョンフン記者/チュ・ドンフン記者/チョ・ヒヨン記者 | (C) mk.co.kr
  • 入力 2015-07-21 17:07:00




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