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ロッテ免税店、銀座に来年春オープン…大阪など2カ所も追加で推進


  • ロッテ免税店、銀座に来年春オープン…大阪など2カ所も追加で推進
ヨウカーを誘致するために、韓国・日本・台湾・タイなどのアジア諸国間での免税競争が激しいなか、ロッテ免税店は最大のライバルである東京のまん中に市内免税店をオープンする。韓国免税店業界の長兄として「サービス業界のサムスン電子」を夢見るロッテは、国内をこえてグローバル免税店の競争力を強化するわけだ。

ロッテ免税店は10日、東京の銀座オフィスで記者懇談会を開き、来春に東京のショッピングの中心街である銀座に、4420平方メートル(約1337坪)規模で大型免税店をオープンすると発表した。銀座免税店は東京の銀座駅の近くに、東急不動産が建設しているビルの8~9階に位置することになる。特に外国の免税企業が日本の市内免税店として進出するのは、米国のDFS以後ではロッテが2番目のというのがロッテ免税店側の説明だ。

銀座はルイヴィトン、プラダ、グッチなどのブランド品ショップが林立する、東京を訪問する外国人観光客、特に中国観光客が最もお気に入りの世界的なショッピング街だ。ロッテ免税店の関係者は、「銀座は東京地区の外国人観光客の訪問率が2番目に高く、特に中国人観光客訪問率は1位(73.6%)を記録している」とし「銀座免税店が日本を訪問するヨウカーに最適のショッピングエリアになるようにしたい」と語った。

ロッテが東京のどまんなかに大規模な免税店を出すのは、爆発的に増加している日本国内の外国人観光客のショッピングの需要をつかむためだ。

日本の観光庁によると、訪日観光客は今年に入って9月までに前年よりも約50%近く増えた1448万人で、既に昨年の水準を超えた。同じ期間に韓国を訪れた外国人観光客(958万人)よりも1.5倍多い数字だ。最も大きな理由は、日本を訪れる中国人観光客が爆発的に増えているからだ。

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特に中国人観光客は免税店業界「大手」だ。中国人観光客は今年の第3四半期には1人当たり平均28万円を使い、このうち14万円をショッピングに費やしていた。

当初、2020年までに訪日客2000万人を目標にかかげた安倍政府は最近、目標値を3000万~4000万人に高め、観光客の誘致に総力を加えており、日本を訪れる観光客の消費はさらに増える見通しだ。

ロッテはこのような傾向を勘案して、来年の春に銀座店を開店すると、今後の2年以内に売上げ2000億ウォンは十分に達成可能だと見ている。これ以降、東京と大阪に追加で免税店をオープンし、2025年には日本の免税店の売り上げを1兆ウォンまで引き上げる計画だ。

ロッテ免税店は、銀座免税店オープンのためにファッション、ジュエリー、化粧品など、主要メーカーとの契約をほとんど終えたことが伝えられた。また蚕室ワールドタワー店にオープンする予定の、国産中小ブランド専門店「K-ストア」の入店企業の中から競争力のある製品を銀座店で販売することにより、国産の中小企業製品の販路開拓にも先頭に立つ計画だ。

ロッテ免税店は今回の銀座店オープンによって、免税市場でのグローバルな競争力が一段階アップグレードされることを期待している。

現在ロッテ免税店が運営している海外店はインドネシアのジャカルタ空港店と市内免税店、グアム空港店、日本の関西空港店があり、来年の上半期にはタイのバンコク市内免税店をオープンする予定だ。ロッテはこれらの海外店舗を通じて、世界市場でのロッテ免税店のブランド影響力を拡大することはもちろんのこと、韓国と韓国商品を広めることにも積極的に乗り出して、韓国観光産業の発展に貢献するという構想だ。

ロッテ免税店のキム・ボジュン マーケティング部門長は、「2012年1月にインドネシアのスカルノハッタ空港に海外店をオープンした後、これまで海外4カ国で6つの免税店を運営してきた」とし、「2020年にグローバル免税店1位に上がるというビジョンで、引き続き海外進出に乗り出すつもり」だと語った。ロッテは短期間での世界1位進入のために、海外免税店の買収・合併も検討していると伝えられた。
  • 毎日経済_東京=ファン・ヒョンギュ特派員/ソウル=ソン・イルソン記者 | (C) mk.co.kr
  • 入力 2015-11-10 19:48:33




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