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数字経済 > 企業 > 黄昌圭KT会長「ビッグデータの共有で世界の感染症を防ごう」
![黄昌圭KT会長「ビッグデータの共有で世界の感染症を防ごう」](https://cdn.mottokorea.com/mottokorea/userfiles/2016/06/mottokoreasj-8435.jpg)
< 黄昌圭KT会長 >
黄昌圭(ファン・チャンギュ)KT会長は感染症の拡散を防止するために、全世界の通信会社が協力することを提案した。このためにKTも鳥インフルエンザとマーズ(MERS)など、多様な感染症の拡散を防止するために蓄積した「ビッグデータアルゴリズム」を公開し、国連を通じて開発途上国にノウハウを支援するという意思を明らかにした。
黄会長は23日(現地時間)、米国ニューヨークマリオットマーキスホテルで開かれた「2016国連グローバル・コンパクト( UNGC/United Nations Global Compact)リーダーズサミット」で、メインスピーカーとして舞台に登壇しこのように提案した。
黄会長はビッグデータ技術で鳥インフルエンザの拡散を防いだ事例を紹介し、「KTのビッグデータ技術を全世界で共有し、感染のない世界を作ろう」と明らかにした。
黄会長は「ビッグデータで鳥インフルエンザの拡散を見越して、韓国では約18億ドルを削減した。サース(SARS)、マーズのような他の感染症の拡散を防ぐ場合にも適用可能だ」と語った。
黄会長は「データが鍵であり、データがパワーだ。全世界の携帯電話73億台の情報を持っている通信事業者が力を合わせれば、ジカウイルス(Zika viru)やエボラウイルス(Ebola virus)などの感染症を防ぐことができる」とし、「民間・政府・国連などで構成されたビッグデータ全世界共同体制を作ろう」と提案した。通信事業者がビッグデータ・位置情報・ローミングデータを共有して、国家は通信事業者間での共有を助け、国連が各国政府と事業者を仲介するというモデルだ。