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数字経済 > 統計 > 韓国自動車市場、ディーゼル車販売がガソリン車を抜く
10日、韓国自動車産業協会によると、昨年に新規登録された自動車のうち、ディーゼル車は前年より13.5%増の67万2025台と集計された。一方、ガソリン車の新規登録台数は65万6128台で、前年より9.3%減少した。
2010年にはガソリン車(84万3000台)新規登録台数がディーゼル車(47万9000台)を2倍近く上回ったが、わずか3年で自動車の消費パターンが逆転したわけだ。
ディーゼル車の急速な成長は、△スポーツ・ユーティリティ・ビークル(SUV)とレジャー用車両(RV)の需要増加、△輸入ディーゼル車の販売拡大、△エコ意識が強い20~30代の若年層の好みの変化が複合的にかみ合ったからだ。
国内外の完成車メーカーがディーゼルエンジンの開発に注力して、ノイズを低減し燃費を高めた高性能ディーゼル車が大挙して増え、ここ数年間で急速に市場シェアを伸ばしたと把握される。
輸入車は昨年、ディーゼル車が61.7%を占めて最も割合が高く、ガソリン車(34%)とハイブリッドカー(3.6%)が後に続いた。自動車消費パターンの新たなパラダイム変化が、よりいっそう広がるかが注目される。自動車産業協会の関係者は、「燃費性能を重視する消費パターンと、それに伴うディーゼル車の人気高はしばらく続く見込み」と予想した。
昨年の国内市場の自動車新規登録台数は、景気回復の遅れや家計の負担などで、前年より0.7%増の154万3564台にとどまった。