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「レシピもお届けいたします」…料理番組人気で簡単におうちごはん

レシピ・材料配送サービスが人気…海外でも脚光を浴びる 

  • 「レシピもお届けいたします」…料理番組人気で簡単におうちごはん
会社員キム・ヒョジョンさん(33)は金曜日の午後、仕事帰りにスマートフォンであるオンラインサイトに入った。翌日、夫と食べるブランチメニューを選ぶためだ。彼女が訪問したサイトは、配達食品専門サイトでも有名ブランチレストランのホームページでもない「レシピデリバリー」サイトだ。キムさんは「野菜などの必要な分量だけの材料が下準備されて来るため、レシピにさえ沿ってすれば初めて触れる料理でも30分あればさっとこなすことができる」と話した。

食品配送サービスが進化している。「デリバリー食品」の時代を超えて「レシピデリバリー」の時代だ。今までの食品配送サービスは、主に食堂で販売されているメニューを配達したり、すでに完成された「簡便自家食」を中心に食べ物を配達するレベルだった。しかし、「レシピデリバリー」は料理を直接作れるレシピと一緒に計量された食材を「クッキングボックス」形態で消費者に配達するサービスにまで広がっている。

デリバリー食品モバイル注文アプリ「配達の民族」で食品配送関連事業を開始した「優雅な兄弟たち」は、今月中にレシピデリバリーサービスである「ペミンクック」を正式リリースする予定だ。現在、試験サービス(ベータサービス)中のペミンクックホームページには、「ペッパークラブ」「ミルフィーユ鍋」「カンパーニュサンドイッチ」などの注文可能料理の写真とレシピカード、調理時間、調理難易度などが整理されている。

レシピデリバリーの場合、料理に慣れていないが「ククパン(料理番組)」などで料理を経験してみたくなった消費者に、大きな力をかけずに直接調理をする楽しみを提供するサービスとして関心を集めている。「優雅な兄弟たち」だけでなく、関連サービスを提供する専門企業が続々と増えている。「prep」「シックスレシピ」「fresh easy」などがこれらだ。プレミアム食材モール「marketkurly 」もレシピコーナーを別に設けて調理方法を紹介し、料理に必要な材料をすぐに購入できるサービスを提供する。

定量を計ったり、味を合わせたり、材料を洗って下準備をする必要がなく、失敗する確率が小さく、何よりも料理を完成した後、別途の生ごみなどが発生しないため、1~2人の小規模世帯に最適だ。レシピデリバリーはSNSを通じて自身の日常を公開して誇る最近の若い世代の趣向も狙撃する。簡単な調理過程に直接参加し、達成感を感じて、これをSNSに共有する過程が繰り返されながら、自然に関連市場も大きくなっている。

レシピデリバリーサービスは、海外でよりいっそう熱く盛り上がっている。「Blue Apron」は、1カ月に米国内に約800万食の「おうちごはん」を配達するが、昨年フィデリティなどから1億3500万ドル(約1530億ウォン)の投資を誘致して話題を集めた。アマゾンは、食品大手の「タイソンフード」と連合して年内に事業を開始する計画を発表した。
  • 毎日経済 イ・セボム記者 / 写真=photopark.com | (C) mk.co.kr
  • 入力 2016-10-21 04:01:05




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