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SKテレコムに対抗し、KTとLGユープラスがIoT標準化のため「2次同盟」結成

通信社、モノのインターネットで「全面戦争」 

「モノのインターネット(IoT)」のネットワーク標準をめぐって、移動通信3社が死活をかけた戦いに乗り出した。 2位のKTと3位のLGユープラスが「呉越同舟」を辞さずに連合戦線を構築し、1位の事業者SKテレコムに対抗して全面戦を宣言した。

3日、KTとLGユープラスはソウル市光化門のKT社屋で記者懇談会を開き、来年の第1四半期までに「狭帯域モノのインターネット(NB-IoT)」の商用化に続き、来年末までに全国網の構築を共同で推進すると明らかにした。 KTとLGユープラスが連合してSKテレコムのCJハロービジョン買収・合併(M&A)を霧散させた後に行われる2次同盟だ。

今後、多様な機器がすべてインターネットに接続されるIoT時代が到来すると、少量のデータを送受信する低消費電力ネットワークが必要だ。水道・ガス検針やスマートパーキングシステムなどの多様な分野で広く活用されることがありうる。現在、この分野でSKテレコムは「ローラ(LoRa)」という名称の専用網を利用し、KTとLGユープラスは既存の移動通信網を活用したNB-IoTで対抗している。

キム・ジュングンKTギガIoT事業団長は、「SKテレコムがローラをNB-IoTなみのカバレッジを備えるためには、今よりも4倍以上投資しなければならない」と説明した。これに対してSKテレコム側は、「ローラの全国網を構築しつつ、1万基の基地局を設置した」とし、「来年初めまでに建物やマンションの地下、地下鉄やトンネルなどにも投資を継続するつもり」だと対抗した。

「NB-Io対ローラ」と呼ばれる技術標準「血戦」もさけられなくなった。ここではローラ陣営が一歩リードしている。ヨーロッパなどでは既に実用化されているうえに、オランダやフランスなど17カ国でローラ網が構築されたり、構築されつつある。世界で400社あまりが加入したローラ国際連合も昨年発足した。 SKテレコムの関係者は、「ローラのグローバルネットワークがしっかりしているだけに、IoT市場で主導権を確保できるだろう」と語った。

これに対してKT・LGユープラス同盟は、「韓国と中国、日本などが主導しており、NB-IoTはグローバルな技術標準になるだろう」と強調した。英ボーダフォン、米AT&T、中チャイナモバイルなどの大型通信社もここに参加していると伝えた。キム・ジュングンKT団長は、「ローラ陣営は通信事業者ではなく、特定の地域や特定のローカル事業者を中心に形成されたニッチマーケット」だと指摘した。

SKテレコム側はこの日の午後に出した資料を通じて、「投資計画も発表していない競合技術を一方的に非難することは焦りを反映したもの」だと反論した。
  • 毎日経済_キム・ギュシク記者/イム・ソンヒョン記者 | (C) mk.co.kr
  • 入力 2016-11-03 19:20:59




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