トップ > 数字経済 > 企業 > Facebook、SKテレコムと手を組みスタートアップキャンパスを韓国に設立

Facebook、SKテレコムと手を組みスタートアップキャンパスを韓国に設立

ザッカーバーグ、ベンチャー支援センター「韓国に最初にオープン」 

SKテレコムとFacebook(フェイスブック)が手を握り、韓国に通信インフラストラクチャ分野のスタートアップキャンパスを世界初で設立する。

ベンチャーから始まってグローバル通信機器社に成長したシスコのような、世界的企業を育てようという趣旨だ。

SKテレコムは2日(現地時間)、米カリフォルニア州のフェイスブック本社で開かれた次世代ネットワーク協議体TIPサミットで、このような内容の通信インフラベンチャー育成センターの設立案を発表した。 TIPはマーク・ザッカーバーグ創業者兼最高経営責任者(CEO)の主導で、5世代(5G)移動通信などの次世代ネットワーク技術を研究し、発展途上国の通信アクセシビリティを高めようという趣旨で設立された。現在、チェ・ジンソンSKテレコム総合技術院長が初代院長を務めている。

SKテレコムはオフィス空間など、ベンチャー育成センターのインフラを提供する。また入居したベンチャーの技術開発を助け、メンタリングの役割も果たす。フェイスブックは有望ベンチャーの発掘に乗り出して、選定された企業は米シリコンバレーの世界的ベンチャーキャピタルからの投資を受けられるように支援する。

またTIPに所属している世界的な有名通信企業と協業して、実際のネットワークに技術を適用することができる機会も得られる。

SKテレコムとフェイスブックがこのようなベンチャー支援策を打ち出したのは、それだけ通信インフラの分野では立ち上げたばかりのベンチャー企業は生き残ることが難しいためだ。通信機器業界は、新技術が商用化されるまで開発とテストの検証に3~7年が必要で、資金力がなく技術だけでは生存が難しい分野だ。

チェ・ジンソン院長は「フェイスブックが通信インフラ分野のベンチャーセンターの最初の選定地として韓国を選んだのは、国内の通信技術の潜在力を認めたということ」だと説明した。
  • 毎日経済_イム・ソンヒョン記者 | (C) mk.co.kr
  • 入力 2016-11-03 18:20:59




      • facebook icon
      • twetter icon
      • RSSFeed icon
      • もっと! コリア