トップ > 数字経済 > マーケット > インスタントコーヒー、今度は「ラテ大戦」

インスタントコーヒー、今度は「ラテ大戦」

ロッテネスレ・南陽乳業が相次いで製品を発売 

  • インスタントコーヒー、今度は「ラテ大戦」
冬がつかつかと近づいてきた中で、年末のインスタントコーヒー市場が「ラテ戦争」に突入した。

22日、食品業界によると、インスタントコーヒーメーカーからラテ型の新製品の発売が続いている。先発走者はロッテネスレコリアの「ネスカフェ・クレマカフェラテ・ヴェネツィア」だ。スティックコーヒー豆で初めて発売されたコーヒー専門店スタイルのラテ製品だ。濃いコーヒー豆の味に牛乳の風味とブラウンシュガーの甘みを加えた。一般的なミックスコーヒーとは異なり、ボリューミーに上がってくる泡が特徴だ。去る6月の発売以来、ミックスコーヒーに飽きた消費者の新たな選択肢として浮上した。

南陽乳業は冬シーズンの突入に合わせて、今月初めに「LOOKAS9 LATTE」を発売し、市場攻略を宣言した。コーヒー専門店と同じレベルの味を出すために、砂糖を入れず新鮮な無脂肪牛乳を使用した点が特徴だ。氷点下196度、50マイクロメーター以下で微細に粉砕した豆の粉でコーヒーの香りをさらに引き上げた。

インスタントコーヒー業界1位の東西食品は、スティックコーヒー豆の代表商品「KANU」のラテ製品の発売を検討していることが分かった。競合製品の販売推移を見て、発売時期を計るものと見られる。現在、製品満足度点検と一緒にパッケージデザインなどを苦心していることが知られ、今年の冬の発売の可能性を高める。

コーヒー市場で冬は、「ラテの季節」といっても過言ではない。夏にはアイスコーヒーやコールドブリューなどのすっきりとした味わいのコーヒーが人気があるが、冬は寒さのせいで牛乳が混ざった暖かくまろやかな味のコーヒーを好む。スティックコーヒー豆のラテがコーヒー専門店に「逆襲」を加えられるのかも観戦ポイントだ。コーヒー専門店では、1杯4000~5000ウォンのラテを300~400ウォンで楽しめ、競争力があるためだ。

業界によると、国内のコーヒーミックス市場は2012年に1兆2389億ウォンで頂点を見た後、コーヒー専門店の需要が増え、昨年のは1兆200億ウォンまで減少した。南陽乳業の関係者は、「消費者の味覚が高級化しているだけに、インスタントコーヒーも高級化せざるを得ない状況だ」と伝えた。
  • 毎日経済 ペク・サンギョン記者 | (C) mk.co.kr
  • 入力 2016-11-22 17:04:50




      • facebook icon
      • twetter icon
      • RSSFeed icon
      • もっと! コリア