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柳韓キンバリー、基準値超えるメタノール含有ウェットティシュー10製品販売中止


  • 柳韓キンバリー、基準値超えるメタノール含有ウェットティシュー10製品販売中止
食品医薬品安全処(以下、食薬処)はメタノールの許容基準を超過した柳韓(ユハン)キンバリー社のウェットティシュー製品に対する回収措置を下した。食薬処は13日、「柳韓キンバリー製ウェットティシュー10品目で、許容基準を超えるメタノールが含有されたことが調査された」とし、「該当製品の販売中止と回収措置を下した」と明らかにした。回収製品は「ハギスピュア赤ちゃんウェットティシュー」と「グリーンフィンガー自然保湿ウェットティシュー」など、HUGGIES(ハギス)ウェットティシュー製品7種とGREEN FINGER(グリーンフィンガー)ウェットティシュー製品3種だ。

これらの製品は、ウェットティシューのメタノールの国内許容値である0.002%を超えた0.003~0.004%を記録したことが確認された。食薬処は、該当の物質は製造過程で非意図的に混入したものと見て、詳しい原因を調べている。ただし食薬処の関係者は、「国内許容基準を超えていたが、人体に害を引き起こすレベルではない」とし、「有害評価結果、成人はメタノール0.004%が混入した化粧品を毎日使用し、関連製品が100%肌に吸収されても健康に問題はない」と説明した。

国内のメタノール含有量の基準は、ヨーロッパや米国に比べて厳しく管理されている。ウェットティシューの場合は乳幼児が多く使用するために、2014年9月から「化粧品法」を適用し、厳密に成分の含有量を規制している状況だ。ヨーロッパは化粧品へのメタノール許容基準は含有量全体の5%以内であり、米国は基準がなく使用は自由だ。これに反して国内の化粧品は0.2%以下に規制しているが、ウェットティシューは乳幼児を考慮して0.002%以内と厳しい。

この日、食薬処は「許容基準を超える可能性」がある10品目についても、暫定的に販売中止措置を下して検査命令を指示した。

食薬処でいっしょに調査した柳韓キンバリー社の成人用ウェットティシュー「クリネックス・マルグンウェットティシュー」と「クリネックス・スエンス・ライム」ウェットティシューなど2品目は、基準に適合するものとなった。また柳韓キンバリーのほか、市中に流通している他のメーカーのウェットティシューではメタノールは検出されなかったと明らかにした。

これに対して柳韓キンバリー側は、ベビー用ウェットティシュー製品については全量回収・返金するという立場をすぐに明らかにした。

メーカー側の関係者は、「現在までに確認されたところでは、原料供給会社から最近納品された原料の一部から、メタノールが微量混入したものと推定される」とし、「これまで独自の品質検査と認定試験機関を通じて製品の安全性を確保してきたが、このようなことが発生してお客様に心から謝罪申し上げる」と明らかにした。

柳韓キンバリーはメタノールの含有量が超過したことがはっきりした「ハギス赤ちゃんウェットティシュー」と「グリーンフィンガー赤ちゃんウェットティシュー」のほか、自社が製造する赤ちゃんウェットティシュー全品目を回収することにした。

消費者は販売店と購入日、開封したかどうか、領収書を所持するかどうかにかかわらず、回収・返金受付サイトと柳韓キンバリーの顧客支援センターを通じて返金を受けることができる。柳韓キンバリー側は「原料の買い付け段階から徹底的して管理していなかったことに深い責任感を感じる」とし、「顧客にご心配とご迷惑をおかけした点を心から謝罪申し上げる」と明らかにした。
  • 毎日経済_ソ・チャンドン記者/イ・ヒス記者 | (C) mk.co.kr
  • 入力 2017-01-13 16:20:19




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