共働き・ひとり世帯を狙った「早朝配送」…大手までもが続々と参入


「ワーキングママ」であるシン・アヨンさん(仮名・36)は、仕事の後マートに立ち寄る代わりモバイルアプリに接続する。眠る前のベッドで新鮮な野菜や果物、落花生煮物、さつま揚げの炒め物などのおかずを注文すると、翌日早朝には家の前に商品が配達されている。忙しい時間を割いておつかいに行かなくても、家族全員の朝食を解決することができる。シンさんは「早朝配送サービスは午後11時前までに注文すると、翌日早く受け取ることができるため共働き夫婦にも良い」とし「忙しい平日にはアプリを介して食材を買うことが多い」と話した。

流通業界の早朝配送競争が激しくなっている。このようなサービスを導入する新規企業が増え、早朝配送が可能な商品も拡大されるなど市場の先取りのために素早く動いている。

早朝配送専門モバイルマート「Market Kurly」は、最近育児に必要な食材と物品を販売する「幼児童 専門館」をローンチし、早朝配送が可能な商品群を大幅に増やした。主要顧客であるワーキングママのための離乳食、紙おむつなどを朝に配達できるようにしたのだ。

2015年にローンチしたMarket Kurlyは、午後11時までに注文すると翌日の午前7時までにドアの前に商品を発送する。業界で初めて食品専用冷蔵・冷凍倉庫を構築し、注文から配達までフルコールドチェーンシステムで新鮮に食材料を配達している。今年8月基準でMarket Kurlyの早朝配送件数は、前年同期比で157%増加した。ローンチ以来2年で加入者が28万人、月売上高は40億ウォンを達成するなど、業界の代表的な早朝配送チャネルに成長した。

スタートアップが形成された早朝配送市場に、大手流通業者たちも続々と参入している。最近GSリテールはマートモールで初めて早朝配送サービスをローンチした。既存に運営していたオンラインショッピングモールGSアイスーパーのブランドアイデンティティ(BI)をGSフレッシュに変更し、早朝配送を導入して配送サービスを強化する方針だ。

スタートアップはもちろん、大手までが早朝配送サービスを相次いで立ち上げている理由は、おつかいをする時間の無い共働き夫婦や、簡便で少量の食べ物を好むひとり世帯が増加しているためだ。きちんとした朝食を家の前まで配達してくれる早朝配達のコンセプトが、簡便・少量購入へと変化する消費行動とぴったり合っているという分析だ。

産業研究院によると、ひとり世帯の消費性向は80.5%で全体平均(73.6%)よりも高い。財布を簡単に開く独身の増加に支えられ、2006年に16兆ウォンだったひとり世帯の消費額は2015年には86兆ウォンにまで増え、2030年には194兆ウォンに跳ね上がる見通しだ。このように、主な消費層に浮上したひとり世帯のニーズに合致する早朝発送は、オンラインショッピング市場で見逃してはならない重要な競争力に浮上したという説明だ。
  • 毎日経済 パク・ウンジン記者 / 写真=Market Kurly | (C) mk.co.kr
  • 入力 2017-08-27 16:08:27