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暁星、メキシコのエアバッグ工場が稼動開始


暁星(ヒョソン)は昨年メキシコに着工したエアバッグ用織物工場を完工し、本格生産に突入した。ドナルド・トランプ米政府の北米自由貿易協定(NAFTA)の再交渉で、メキシコ現地生産の不確実性が大きくなっているが、質の高い技術力で市場を開拓していくという戦略だ。

13日の業界によると暁星は最近、メキシコのコアウイラ州トレオン市に年間3000万個のエアバッグ用クッションを製造できる織物工場を竣工し、製品の生産を開始した。昨年4月に着工を始めて約1年5ヶ月ぶりに工事を終えたものだ。今回の竣工で暁星は生地から完成品まで、エアバッグクッションの一貫生産システムを構築することになった。

すでに暁星はメキシコのエンセナダ地域で年間生産量900万個規模のエアバッグクッション生産工場を運営している。 2021年までに5400万ドル(約632億ウォン)を投入し、生産性を継続して高めていく計画だ。暁星の関係者は、「自動車の最大市場である北米市場に近いという地理的条件に加え、安価な労働力を確保することができ、生産性は大幅に高まると期待している」と話した。

暁星は優れた技術力で市場の先取りに自信を見せており、米国に発する保護貿易主義を正面突破している。

当初、米国がNAFTA再交渉を開始して、メキシコの現地生産には利点がないという指摘が多かった。グローバルな自動車メーカーも相次いで米国生産を増やす計画を発表し、部品メーカーである暁星のメキシコ投資に対する懸念も継続して大きくなった。

しかし暁星はメキシコのエアバッグ市場が昨年の2120万個から2021年には3460万に大幅に増加することが予想されるだけに、現地に対する投資を継続的に増やすことに決めた。エアバッグ事業を担当するチョ・ヒョンサン暁星社長もまた工事現場を頻繁に訪問し、現場の関係者を激励したという。
  • 毎日経済 カン・ヨンウン記者 | (C) mk.co.kr
  • 入力 2017-09-13 21:58:25




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