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教育費負担OECD1位…学級当たりの学生数最多

経済協力開発機構(OECD) 

韓国の家計が負担する教育費が、経済協力開発機構(OECD)国家のうちで最も高い水準であることが分かった。小・中学校の学級あたりの学生数や教師1人当たりの生徒数なども、相変わらずOECD平均よりも高く、教育環境も改善する必要があることが調査された。教育部は、このような内容を盛り込んだ「2014年OECD教育指標」を9日、発表した。

今回の指標は、OECD34の会員国と非会員国10か国など、44カ国の2012年基準(財政統計は2011年決算基準)統計結果をもとにする。今回の調査で国内総生産(GDP)対比公教育費の民間負担比率が2.8%で14年目の1位を記録した。OECD平均(0.9%)の3倍を超える。ここでいう公教育費支出と、幼稚園から大学まで使われる総費用で、政府と民間の負担に分けられるが、韓国は入学金、授業料、育成会費など家計が負担する費用の水準が高いという意味だ。

これにより、GDP対比の政府負担の公教育費の割合は4.9%でOECD平均(5.3%)より0.4%ポイント低く出てきた。小・中等教育の民間負担比率は0.8%で、OECD平均(0.3%)の2倍の水準だが、高等教育の民間負担比率は1.9%で、OECD平均(0.5%)の4倍ほどにもなる。政府負担と民間負担の相対的な比重をみると、民間負担がさらに目立つ。韓国は政府ㆍ民間負担比率が6対4程度であるのに対し、OECDは8対2で、政府の比重がかなり高い。特に、これまで教育部が「過密学級」を減らすために努力したが、OECDレベルには及ばなかった。

韓国の学級当たりの学生数は、小学校が25.2人、中学校は33.4人で、OECD平均(小21.3人、中23.5人)と比較して小学校は3.9人、中学校は9.9人多かった。特に中学校の学級当たりの学生数は、韓国が日本(32.7人)を抜いて、調査対象国のうち最も多かった。中学校の場合、韓国の教師1人当たりの学生数は、OECD平均より4.6人も多く出てきた。
  • 毎日経済_ムン・イルホ記者 | (C) mk.co.kr
  • 入力 2014-09-09 20:43:41




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