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アニメはこどものもの?そんな公式は通じない!

◆ City Life 第489号…STAR TAP ④/④ 

  • アニメはこどものもの?そんな公式は通じない!
「夏休みはアニメ、アニメは子供の映画」、そんなありふれた公式はこれ以上は通じない。外すことのできないヒットシーズンである夏休みの劇場街に新たな風が吹き込んでいる。

ブロックバスター大作の中でそっと姿を見せた数本のアニメ映画が恐ろしい突風を巻き起こしている。理由は同じアニメであるがありふれてはいないということ。子供から大人まで、全員を満足させるだけの面白さとウィットと感動で武装したということだ。

突風はもちろん、最高の話題作『インサイド・ヘッド』だ。『インサイド・ヘッド』は公開と同時に常にボックスオフィス1位を記録し、上映十日目にして観客170万人を動員する大記録を打ち立てて、韓国で公開されたウォルト・ディズニー作品史上最高の観客動員記録(『トイ・ストーリー3』148万人)を超えた。この勢いであれば300万人突破も可能だというのが映画界関係者たちの展望。11歳の少女の頭の中にいるヨロコビ、カナシミ、イカリ、ムカムカ、ビビリなど5つの感情が作り出す内面の物語を想像力で表現したこの映画は、成人観客の関心を呼び集めて夏休み最高のヒット作となっている。

来る8月13日公開予定のマーク・バートン監督の『ひつじのショーン』も大人にもアピールできる魅力的な映画だ。父親を探すために都会に旅立った羊のショーンと友人たちの冒険を描いたこの映画は、粘土で作られたキャラクターが親近感を与える。『ウォレスとグルミット』、『チキンラン』を楽しく見た観客であれば満足できる作品だ。

7月29日に公開されたピエール・コフィン、カイル・バルダ監督の『ミニオンズ』も外すことの出来ない話題作だ。最高の悪党を探しに向かったミニオンたちの冒険を描いた作品で、公開以降全世界ボックスオフィスを席巻しているほどに、すべての世代を網羅するアニメだ。英語版はサンドラ・ブロック、ジョン・ハム、マイケル・キートンなどハリウッドトップスターが声で出演し、国内吹き替えにはチャ・スンウォンがナレーションを担った。

この他にも『劇場版妖怪ウォッチ』と『ポケットモンスター』、『名探偵コナン』、『エデン:動物園死守大作戦』などの日本アニメーションと、韓日合作アニメ『You Are So Yum2』、フィンランドアニメ『ムーミン 南の海で楽しいバカンス』なども夏休み期間に続々と公開される。
  • Citylife第489号(15.08.04付)
  • 入力 2015-07-29 15:10:54




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