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セウォル号捜索、209日目で終了…李船長36年の刑、殺人罪不認定

行方不明9人の家族「苦痛の決断」 

  • セウォル号捜索、209日目で終了…李船長36年の刑、殺人罪不認定
死者295人、行方不明者9人という悲惨な結果を残したセウォル号沈没事故発生から209日目の11日、捜索作業を終えた。

韓国の海洋水産部のイ・ジュヨン長官はこの日午前、政府ソウル庁舎で対国民談話を通じて「セウォル号沈没事故の汎政府対策本部長として去る200日余りの間継続してきた行方不明者を見つけるための水中捜索作業終了を発表する」と述べた。

京畿道安山市の檀園高の学生、一般人を含めて476人を乗せた清海鎮海運所属の旅客船「セウォル号」は、去る4月16日、全羅南道珍島郡の観梅島近くの海上で沈没した。

捜査打ち切りを決定した背景について、イ長官は「7カ月ほどの間、船体内の客室崩壊など、捜査条件があまりにも危険な状態に達し、冬季が近づいて海上条件までより一層悪化している」とし、「今のような捜索作業を無理に続けると、ややもするとまた他の犠牲を呼ぶかもしれないというのが現場の関係者と専門家達の共通した意見だった」と説明した。

船体の引き揚げに対しては「今後、引き上げなど船体の処理に関しては、海域状況、船体状態などに対する技術的検討と行方不明者の家族、専門家などの意見収斂および公論化過程を経て、適切な時点で中央災害安全対策本部で決定すること」としながら確答を避けた。賠償問題に対しても「被害者支援など後続措置は、セウォル号被害補償特別法と災害関連法令に基づいて進める」という原論的回答のみを明らかにした。

一方、光州地裁刑事11部(イム・ジョンヨプ部長判事)はこの日セウォル号の乗組員15人に対する宣告公判で、イ・ジュンソク船長に有機致死・上の船員法違反の疑いなどを有罪と認定し、懲役36年を宣告した。イ船長に対する殺人罪は認めなかった。

イ船長と共に殺人罪で起訴された機関長のパク某氏(53)は、殺人罪を認め、懲役30年を宣告した。裁判所は「イ船長は2等航海士に『乗客を退船させよ』という指示をし、パク機関長は負傷した乗組員2人を見ても措置をとらなかった」と判示した。
  • 毎日経済_光州=パク・ジンジュ/チョン・ジョンホン記者/写真=MBN | (C) mk.co.kr
  • 入力 2014-11-11 17:52:59




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