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育児休職に苛酷な韓国、会社員の70%が復帰「不安」を感じて

就業ポータル「共働き会社員夫婦の育児休職使用」に対するアンケート調査 

  • 育児休職に苛酷な韓国、会社員の70%が復帰「不安」を感じて
多数の共稼ぎ夫婦が育児休職をまともに使用できていないことが分かった。

ある就職ポータルで、共稼ぎの会社員217人を対象に「共稼ぎの会社員夫婦の育児休職使用」に対するアンケート調査を実施した。その結果、社内で規定された育児休職期間についての質問に「3ヵ月以内」が58.93%、「1年以内」が33.93%、「6カ月以内」が7.14%の順だった。

在職中の企業の育児休職使用が自由であるかに対しても、61.02%が「そうでない」と答え、育児休職を使用する同僚や社内職員が多いほうかという問いに70.69%が「そうでない」と答えた。

それなら、このように多くの人々が育児休職を使用していない理由は何だろうか。これは、「復帰に対する不安感が大きい」が39.29%で最も多く、「社内に制度が用意されていない」が30.36%、「給与が全く、あるいはほとんど支給されない」が19.64%、「子供を安定的に委託する所がある」が10.71%の順だった。

また、共稼ぎ家庭の場合、家事の分担はどのように行われているのかという問いには「おおむね妻が担当するが、夫が助けている」が47.38%で最も多く、「両親に助けを要請している」が29.43%、「全体的に妻が担当する」が11.93%、「お手伝いを雇用している」が5.69%、「夫と妻の役割を明確に分けて分担している」が5.57%だった。

夫婦の両方が突然の夜勤や会食が生じた場合には「両親や兄弟、姉妹にお願いする」という意見が51.79%で最も多く、「妻が譲歩して早く退勤する」が23.21%、「夫が譲歩した早く退勤する」が14.29%、「委託施設にお願いする」、「子供が頻繁に家に一人で放置される場合がある」がそれぞれ5.36%で現れた。

さらに、共働きをしながら育児問題によって夫婦間の争いが起こったことも60.34%が「ある」と答え、子供を育てることにも劣悪な社会の雰囲気を推測させる。
  • シックニュース_イム・ソヨン記者/写真=photopark.com | (C) mk.co.kr
  • 入力 2014-11-11 09:00:06




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