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「トリプルゴールデンウィーク」クリスマス・正月に一日休めば4連休、旧正月は5連休

会社員は休暇戦争、年末の中国・東南アジア航空券はすでに売り切れに 

  • 「トリプルゴールデンウィーク」クリスマス・正月に一日休めば4連休、旧正月は5連休
# 大企業の社員キム某代理(32)はこのところ、カレンダーを見るとしぜんにうきうきとする。この年末と年初の休日に合わせて、旅行計画を組むのに忙しい。来月23日、仁川からバンコクに発つ家族旅行のための予約を終えた彼は、「クリスマス、元旦につながるゴールデンウィークがあり、2月には旧正月が待っている」とし、「旧正月にも海外旅行を準備中」だと嬉しがった。

新年がひと月後に迫った中で、年末年始に集中している「トリプルゴールデンウィーク」を先取りするための動きが慌ただしい。会社員たちには、すでに社内の神経戦が熾烈だ。海外航空券はすでにチケットが底を尽くなど、旅行業界も期待を膨らませている。

この25日のクリスマスと来年1月1日の元旦、そして2月の旧正月の連休を知ると自然に口もとがほころびるほどに、ゴールデンウィークが数珠つなぎの状態だ。クリスマスと元旦の両方がとも木曜日なので、金曜日の一日休暇を出せば4日をリラックスできる。いざとなったら今年使えなかった休暇を詰め込んで、2週間をまとめて休むこともできる。来年2月の旧正月連休も、水曜日から日曜日まで続く。会社員たちはそれぞれの休暇を使うために神経戦に突入した。

外資系の会社に通うキム某氏(27)は、「職級が高い人を中心に休暇を使うので、ぼくのような新入り級は連休に合わせて使うのは難しいけど、状況を見守っている」とし、「中間幹部も、誰が最初に休暇の話を持ち出すか心配しているようだ」と語った。

一部の大企業は全従業員の士気高揚のために、クリスマスと元旦の翌日を全体休日に指定した。一年の開始を知らせる行事の仕事始めを、1月2日ではなく、その翌週の5日の月曜日にとる企業も多い。

各関連業界は、ゴールデンウィークの客集めに追われている。旅行業界は問い合わせの電話でうれしい悲鳴をあげている。H旅行の関係者は、「12月の海外旅行の需要は11万7000人で前年に比べて23%増加し、来年1月には8万人と、前年対比で12%増加する」とし、「特に3ヶ月を残した2月の予約需要も前年対比で96%急増し、驚くばかりだ」と答えた。

航空券の予約は、すでに順番待ちのリストをつかまなければならないほどだ。A航空会社によると、日本・中国・東南アジアを含む短距離航空券は、ゴールデンウィークに最大98%に達する予約率を見せている。冬休みの需要にくわえ、年末航空券イベントやゴールデンウィークの需要まで集まったことから、航空券の予約サイトが接続者の激増で一時マヒした。

海外だけでなく、国内宿泊業界も同じだ。あるホテルの関係者は、「クリスマスパッケージは既に全量完売、多様な冬のパッケージ商品も、今の時点で昨年より40%以上売上げが増えた」とし、「ビジネスホテルのオフシーズンの祝日期間にも休日が多いことから、都心の休暇を楽しむ人々がたくさん問い合わせてくる」と語った。

一方、このような大型連休にもかかわらず、各種国家試験の準備生と一部の会社員には迷惑な連休になる見込みだ。

行政考試1次と外交官の候補者試験が3月初めに、立法考試(立法府一般職公務員公開採用試験)が2月中旬にあるからだ。公認会計士(CPA)試験を準備するヤン某氏(28)は、「旧正月連休のせいでCPA試験が半月ほど前倒しになり、連休も勉強だけしてすごすようだ」とため息をついた。

時期遅れの就職準備生にも「絵に描いた餅」は同じだ。遅い就職活動で一部企業の雰囲気も厳格だろうし、上司の顔色を見なければならないしで、連休は水のように流れていくからだ。会社員のイ某氏(32)は、「年末年始と続く連休をわかっていながら、使えないのはもどかしい」とし、「それでもゴールデンウィークに出勤して働く友人もいるので、それを見ると慰められる」と語った。
  • 毎日経済_ソン・ミンチョル記者 | (C) mk.co.kr
  • 入力 2014-11-28 15:32:21




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