トップ > コリアナウ > 事件事故 > 反対押し切って結婚した息子夫婦を苦しめた母親に接近禁止命令

反対押し切って結婚した息子夫婦を苦しめた母親に接近禁止命令


自身が反対した結婚を敢行した息子夫婦を数年間苦しめた母親に法院(裁判所)が接近禁止の決定を下した。

ソウル高法(高等裁判所)民事11部(キム・ヨンデ部長判事)はA氏が「接近を禁止して欲しい」と自身の母親を相手にした訴訟にて原告敗訴の判決を下した原審を勝訴判決にしたと明かした。

A氏は2010年に母親の反対を押し切って恋人B氏と結婚した。

本人の意に反して結婚した息子を許すことが出来なかったA氏の母親はその後、頻繁に息子の家と職場を訪ねて自身と会うように騒動を起こした。息子の職場に懲戒を要求する嘆願書を送ったり、職場の前でストライキを起こしたりもした。アパートの玄関やエレベーターに息子の名誉を毀損する内容を収めた張り紙を貼り、息子夫婦が住む家の玄関ドアを壊すこともあった。また、息子夫婦を誹謗したり、自殺を勧めるなど暴言を収めた電話やメッセージ、音声メッセージを繰り返し息子に送ったりもした。

ついに、2年間継続された苦しみを我慢できなくなった息子が母親を相手に訴訟を起こした。

裁判部はA氏の母親に「息子の居住地や職場を訪ねず、電話やメッセージなどで息子の生活を妨害するな」と判決した。もしこれを破る場合には1回につき50万ウォンずつ間接強制金を支払うように付け加えた。

裁判部は「被告人は息子であるA氏が自身の反対する結婚をしたという理由で頻繁に居住地や職場を訪ねて騒動を起こした」とし、「被告人のこのような行動に原告が深刻な精神的苦痛を感じている」と認めた。

続けて「被告人の行為は憲法上保障された人格権と個人の私生活の自由、平穏な住居生活を保護される権利を侵害する不法行為」だとし「原告は事前の予防的救済手段として接近禁止を求める権利がある」と判断した。
  • 毎日経済_イ・ヒョンジョン記者 | (C) mk.co.kr
  • 入力 2015-02-16 15:31:19




      • facebook icon
      • twetter icon
      • RSSFeed icon
      • もっと! コリア