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コリアナウ > 社会 > 「会社に噂を広めるビッグマウスがいる」62%
韓国では馬より速く走るといわれる足のない噂。噂は人の口から口へと伝わる。
ところが、噂の震源地を見てみると「またお前か?」と言いたくなるビッグマウス(Big Mouth)を持っている人がいる。他人は聞き流すような話も、誰かに伝えないと、体がむずむずして眠れない、口の大きな人だ。
市場調査会社マクロミルエムブレインが韓国の会社員591人を対象にアンケート調査を行った結果、回答者の60%以上が会社で噂話をよくするビッグマウスがいると答えた。
アンケートに応じた人のうち、男性は60.2%、女性は65.1%がビッグマウスの存在を認めた。
ビッグマウスの職級は男性と女性別に差が出るのだが、女性の場合、社員が48.3%で半分に近く、代理が26.8%、課長が22.8%の順で職級が高くなるほど噂話に注意をすることが分かった。
一方、男性は代理が39%で最も多く、課長32.1%、社員29.4%の分布を見せたが、これは社内に人脈があり、自分が情報筋であることを誇示しようとする虚勢が作用したためとみられる。
男性会社員たちの間で最も多く広がる噂は業務関連の苦情が36.7%で最も多く、昇進や移動などの人事関連の内容が26.1%で続いた。
これに対して、女性会社員の間で広まる噂は同僚や上司の性格、服装、紀行など、さほど深刻ではない話が40.3%で、業務に関連する内容(32.9%)をはるかに上回った。
ビッグマウスを通じて、会社全体に噂が広まるのにかかる時間は、一日(55%)という回答が最も多く、一時間という回答も12.3%にのぼった。
噂が広がる経路としては「口から口に」が74.4%で圧倒的な優位を占め、カカオトークなどのモバイルが12.8%、メッセンジャーが10.4%の割合を示した。
ビッグマウスになる理由については、回答者の65.7%が「おしゃべりで、おせっかいすることを好む個人の性格のせい」と分析した。
- O2CNI_Lim, Chul / 資料=マクロミルエムブレイン / 写真=photopark.com
- 入力 2015-10-04 08:00:00