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娘と若い世代が両親のそばにいる

自分の両親を尊敬する部分は多いが(81.1%)両親のように生きたくない49.2% 

韓国に「長女は暮らしの元手」という言葉がある。昔から親の健康を心配して、寂しくはないか心配して、親のそばにいる人は娘だったようだ。

そして、この言葉は産業社会となった今日も、間違いのない真実として迫ってくる。

市場調査会社マクロミルエムブレイン のトレンドモニターが、韓国の成人男女1000人を対象に実施したアンケート調査でも、親と頻繁に時間をともにする子どもは娘(男性13%、女性20.4%)や、若い世代(20代24.4%、 30代20.8%、40代10%)だった。

アンケート調査の結果を見ると、普段から親と頻繁に一緒にいるという応答は16.7%にとどまっており、時おり一緒に過ごすという回答者は10人中4人程度(38.8%)だった。一緒に過ごす時間が全くないという子どもも9.2%で、決して少なくない数字を占めた。

「たまにでも親と時間を費やす」という子どもたちが親と一緒にする活動は、食事(76.9%)と会話(63.2%)、テレビ視聴(58.4%)など、主に日常的な行動であり、買い物(37.7%)と外出(33.7%)、ショッピング(31.7%)、旅行(24.7%)、演劇や映画(18.2%)など家の外での活動が珍しい方だった。

回答者の10人中7人以上(76.3%)が時々でも親に連絡をすると表れたが、よく連絡をするという回答者は35.7%程だった。よく連絡をするという子どももやはり息子(27%)より娘(44.4%)のほうが多かった。親と頻繁に一緒に過ごすと明らかにした回答者の77.2%が連絡を頻繁にすると明らかにし、親との親密度が連絡頻度にも影響を与えることが明らかになった。

今回の調査では、回答者全体のうち81.1%が自分の親に尊敬する部分が多いと考えていると分析されたが、これは性別や世代に関係なく等しい分布を示した。ただし、親と普段から一緒に時間を過ごす子どもたちが親に対する尊敬の念が大きく、重要なことが起こったときに親に相談をする傾向があることが分かった。

これに反して、自分の親のように生きたいという回答者は36.6%にとどまり、対照的な面を見せた。親のように生きたいという意見を持つ子どもは、娘より息子(男性42.8%、女性30.4%)のほうが多かった、中年層お親のような生活に対する拒否反応は大きかった(20代34.4%、30代9.6%、40大56.4%、50代56.4%)。

親がそばにいて良かったと感じるときについては、大変なことが起こったときに共感してくれて(49%)味方になってくれるとき(45.4%)を挙げる回答者が多数で、小言をいったり(23.2%)、他人と比較すると(18.7%)と、親が嫌いになることが分かった。
  • O2CNI_Lim, Chul / 資料=マクロミルエムブレイン
  • 入力 2015-11-08 08:00:00




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