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「ウェルダイイング法」…延命治療・尊厳死の法的根拠を用意


  • 「ウェルダイイング法」…延命治療・尊厳死の法的根拠を用意
18代の国会から所管常任委員会の壁を越えることができなかった「ウェルダイイング法(Well-Dying法)」が9日、保健福祉委員会を通過した。

「ウェルダイイング法」と呼ばれる「ホスピス(Hospice)・緩和医療および臨終過程にある患者の延命医療決定に関する法律案」は臨終を控えた患者に延命治療の代わりに痛みの軽減・カウンセリングを提供するホスピスサービスを拡大して、延命医療に対する患者個人の決定権を強化するという内容が盛り込んでいる。これまで議論されてきた「延命治療」と「尊厳死」の法的根拠が設けられたわけだ。

与野党が同日、福祉委員会でウェルダイイング法を​​可決したが、国会司法委員会審査を追加で経る必要があるので、法案は早ければ12月の臨時国会本会議で処理されるものと思われる。法案は公布2年後、本格的に施行される。

最も大きな変化は、延命治療を合法的に中断できるようにしたという点だ。法案は、19歳以上の成人であれば誰でも事前延命医療意向書を作成し、国立延命医療管理機関に登録することができるように規定した。患者が事前延命医療意向書を提出した記録がある場合、延命医療を中止できるようにした。患者の事前の意思を確認できない場合には、家族と専門医の決定に基づいて、延命医療を中止することになる。

最近、ソウル大学医学部が実施した世論調査の結果、延命医療の持続可否を患者本人が決めることができるよう、制度を変えることに対しても賛成の立場(80.1%)が圧倒的に多かった。
  • 毎日経済 キム・ギチョル記者 / キム・ガンレ記者/写真=MBN放送映像キャプチャ | (C) mk.co.kr
  • 入力 2015-12-09 15:43:20




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