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KORAIL「列車感電死亡事故」で数億ウォン台賠償

蔚山地法院「安全管理不十分…死亡者の親に1億1800万ウォンずつ賠償」 

韓国鉄道公社(KORAIL)は、数回の貨物列車感電事故にもかかわらず、安全管理をおろそかにしたために、億という損害賠償金を払うことになった。

蔚山地方法院(地裁)第3民事部(裁判長オ・ドンウン部長判事)は10日、貨物列車の上に登って高圧電流に感電して死亡したAさん(22)の両親がKORAILを相手に請求した損害賠償訴訟で、KORAILは両親にそれぞれ1億1800万ウォンずつ賠償せよと判決したと明らかにした。

Aさんは昨年5月、ソウル市の鷺梁津駅で貨物列車専用乗り場に停車していた貨物列車の上に登り、記念撮影をしていて高圧電流に感電して死亡した。

裁判部はAさんの責任を40%認めたものの、安全管理を徹底していないKORAILにも過失があると判断した。KORAILは当時、事故現場に「電気危険」の警告板を設置していたが、乗客の現場への接近を防げる安全柵の設置と管理者の配置など、安全対策を行っていなかったことが分かった。一方でKORAILは、鷺梁津駅と用途が似ている上鳳駅の乗り場には、乗客の進入を防ぐために安全フェンスの間にワイヤーを2段で設置している。

裁判部は「セウォル号事故でも確認したように、私たちの社会全般に広がっている安全不感症は、社会の安全を侵害する安全事故の根元と言える」とし「被告(KORAIL)は、安全施設は多くの費用をかけずに設置できる必要な施設にもかかわらず、これを設置していなかった」と明らかにした。
  • 毎日経済 蔚山=ソ・デヒョン記者 | (C) mk.co.kr
  • 入力 2015-12-10 11:33:47




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