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チャン・グンソク主演映画で関心集めた「イテウォン殺人事件」の被告、懲役20年


  • チャン・グンソク主演映画で関心集めた「イテウォン殺人事件」の被告、懲役20年
22歳で韓国人の大学生を理由もなく刺した「イテウォン殺人事件」の真犯人として起訴されたアーサー・ジョン・パターソン(37・米国)が懲役20年の刑を宣告された中で、映画『イテウォン殺人事件』でピアスン役を演じた俳優チャン・グンソクの演技にも再びスポットライトがあてられている。

ソウル中央地方法院(地裁)刑事合意27部(シム・ギュホン部長判事)は29日午後、「パターソンが被害者をナイフで刺すことを目撃したという共犯者エドワード・リーの陳述に信憑性ある」と懲役20年の刑を宣告した。

検察は去る15日に開かれた結審公判で、パターソンに法定上限である懲役20年を求刑した。裁判の結果、事件発生からおよそ18年9カ月26日ぶりに有罪が宣告された。

1997年4月3日午後9時50分、17歳だったパターソンとエドワード・リーは、大学生のチョ・ジュンピルさんがナイフに刺されて殺害された梨泰院(イテウォン)のハンバーガー店のトイレに一緒にいた。

どちらかの人物がチョさんを殺したのは確かだったが、検察が殺人犯として単独起訴したリーは、1998年に裁判所で証拠不十分を理由に、最終無罪を宣告された。

凶器所持・証拠隠滅の疑いで服役し、1998年に赦免されたパターソンは、検察が出国禁止期間を延長しなかった隙に、1999年8月米国に逃走した。

長期未解決状態だったこの事件は、2011年5月に米国でパターソンが逮捕され、昨年9月に逃走から16年ぶりに韓国へと送還され、再び法廷に戻ってきた。

  • チャン・グンソク主演映画で関心集めた「イテウォン殺人事件」の被告、懲役20年
この事件は、2009年9月に公開されたホン・ギソン監督の『イテウォン殺人事件』で広く知られた。当時、主役を演じたチャン・グンソクがピアスン役を引き受けたが、劇中のピアスンの実際の人物は、この日、有罪判決を受けたパターソンだった。

映画の中でチャン・グンソクは、楽しみのために殺人を犯した後、罪悪感の欠片も見られない行動により怒りを買った。ピアスン役のチャン・グンソクは劇中「コリアン一人が死んだだけだ」と、残忍な殺人の後にも笑顔を浮かべる狂気の演技をした。
  • MBNオンラインイシューチーム / 写真=MBN放送画面キャプチャー、映画「イテウォン殺人事件」スチールカット | (C) mk.co.kr
  • 入力 2016-01-29 17:10:43




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