トップ > テクノロジー > IT・科学 > ネゴパック、フィルム紙の独自技術で製造原価30%を下げる…中国進出を推進

ネゴパック、フィルム紙の独自技術で製造原価30%を下げる…中国進出を推進

http://negopack.kr 

  • ネゴパック、フィルム紙の独自技術で製造原価30%を下げる…中国進出を推進
  • < イ・ボヨン代表がフィルム紙生産機械を説明している >

豆腐、パックごはんなど、周囲でよく使われる使い捨ての製品に共通で見受けられるのが容器カバーの役割をするフィルム紙だ。使い捨て容器のフィルム紙は内容物が漏れないように密封をすると同時に簡単に取り外すことができなければならない。このようなものを蓋用機能性イージーピールフィルム(Easy Peel Film)という。

ネゴパック(negopack)のイ・ボヨン代表は「ほとんどの企業が現在、日本から原料を輸入しており単価が高く、フィルムを取り外す際にエンジェルヘアと呼ばれるフィルムの毛羽立ちが発生するなどの問題がある」と説明した。

彼は「ネゴパックはイージーピールフィルムの原料を独自の技術で生産できる源泉技術を保有しているうえ、既存の輸入フィルムで発生していたエンジェルヘアが出ず、日本製品より製造コストも30%ほど安い」と強調した。

1999年に設立されたネゴパックは機能性イージーピールフィルムの原料と製品の生産設備である押出機の国産化に成功した。

イ代表は「独自開発したフィルム押出機は6億ウォン程度の費用がかかるたが、外国で買ってくれば30億ウォン程度の費用がかかる」とし「海外で機械だけ買ってくれば、一つの品目だけ生産が可能で他の品目への転換が難しい」と述べた。

ネゴパックは現在、CJ第一製糖のゼリー製品「プチチェル」などにイージーピールフィルムを納品しており、昨年の売上高は65億ウォンを記録した。イ代表は「1人世帯の拡大と配達の需要増加、大型食品メーカーの使用が増加し、使い捨て容器の市場が急速に膨張している」とし「豆腐、パックごはんなど多様な品目へ納品を拡大して今年の売上高は100億ウォンを記録するだろう」と述べた。

イ代表は、輸出も推進している。中国は、韓国よりもPP容器設備の導入が活発だがPP用イージーピールフィルムは、輸入に依存している。トルコなどアラブ圏の場合、ヨーグルトが主食だが、保管上イージーピールフィルムの使用が必須だ。ネゴパックは小麦の皮、稲の殻などのバイオマス(biomass)を利用した層間騒音(上下階の騒音)材のハニカムパネルの製作技術も開発し、全羅南道光陽市の世豊(セプン)産業団地に6万6000平方メートル(約2万坪)規模の工場建設を推進している。
  • 毎日経済_アン・ビョンジュン記者 | (C) mk.co.kr
  • 入力 2015-02-02 04:01:04




      • facebook icon
      • twetter icon
      • RSSFeed icon
      • もっと! コリア