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オサンジャイエル、先端素材サファイア初開発…加工速度3倍速く

www.osangjaiel.co.kr 

オサンジャイエル(代表イ・グクレ)が自主開発した新工法で、発光ダイオード(LED)を作る原材料であるサファイアを製造するのに成功し量産に入ったと明らかにした。

世界的に脚光を浴びているLEDは硬いサファイアインゴット(ingot)を薄く切ったウェハー(半導体土台になる薄い板)で個別チップを抽出して出したものだ。つまり、LED製造の原材料はサファイア(ポリクリスタルサファイア)という話だ。

しかし、一般的にはポリクリスタルサファイアを製造する工法は、粉末状のアルファアルミナまたはガンマアルミナを原材料として投入する一方、オサンジャイエルは、昨年自社開発したボヘマイト(bohemite)とは物質を原材料として投入する。ボヘマイト(bohemite)は、アルミナに比べて分子間の間隔が狭い特性を持ち、サファイアで固まる成長速度が3倍ほど速いだけでなく、工程も1~2段階省略される。

結局、ボヘマイト(bohemite)を使用する方式を通じたサファイア生産量が既存工法に比べて20~30%以上増加するという長所を持つことになる。

会社関係者は、「既存のアルミナを利用してサファイアを作る工程時間が通常は14日はかかるが、ボヘマイト(bohemite)生産方式はそれよりも3分の1以上減り、成長もはるかに安定的なため品質が非常に優れている」とし、「既存の特許の他に新しい特許を追加で出願した」と説明した。

▶ LED・人工関節・2次電池の原材料

ボヘマイト(bohemite)は、LEDだけでなく2次電池分離膜・ベアリング・人工関節など各種先端IT素材を作る「共通原料」であるが、LGシルトロン・KCC・OCIなど国内大企業はこれを全量輸入して使っている。過去20年余りの間、国策研究機関はもちろん、大企業がこのボヘマイト(bohemite)を開発しようとして全て失敗したが、オサンジャイエルが初めて開発に成功した。

オサンジャイエルは忠清南道瑞山テクノバレーに新たに設けた1万6200㎡規模の用地にボヘマイト(bohemite)生産ライン28期を拡大・設置して量産中だ。
  • 毎日経済_ミン・ソクギ記者 | (C) mk.co.kr
  • 入力 2014-07-17 17:06:11




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