Q.韓国の都市伝説(パート6):韓国の貨幣にまつわる都市伝説

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A. 日本や米国でも貨幣に関連する都市伝説があるようですね。日本の場合、千円札のモデルである野口英世の肖像画を半分に折ると、右側半分はユダヤ人の顔になり、裏面の富士山もひっくり返すと、イスラエルのシナイ山に見えると主張する人がいるという話がありませんか。

韓国でも貨幣について、様々な噂が流れています。その中には、本当にもっともらしい都市伝説へと変化した話もあります。

まず、50ウォンの稲穂が44個で不吉だという話があります。実際に一つずつ数えてみると43個なのですが、あえて44個だからと50ウォン硬貨を忌避する人もいます。

もし周りに韓国の50ウォン硬貨があるのであれば、一度数えてみてください。目に見えない稲穂がどこかにあるかもしれません。もし、見つけることができたなら、新聞のトップに出てくるビックニュースです。

去る1966年に発行された10ウォンの赤銅貨と1970年に発行された黄銅貨は、多宝塔を正面から見た姿が描かれているのですが、下部の左右両側の構造が「金」の文字見えます。硬貨をつなぎ合わせた場合、軍事政権と対峙していた両金氏(ヤン キムシ、金泳三元大統領と金大中元大統領をまとめて指す言葉)を象徴するため、1983年に軍事政権が硬貨を作成しながら多宝塔を少し斜めにして「金」に見えないようにしたという話があります。造幣当局は偶然の一致だと説明しますが、聞く人によっては本当にそうだと信じることでしょう。

10ウォン硬貨と関連して、また別の話も伝えられています。全斗煥(チョン・ドゥファン)大統領政権当時、次期大統領選挙を狙っていた盧泰愚(ノ・テウ)元大統領がお寺にお布施を出すために訪れ、そのとき僧侶に「どうすれば、大統領になることができるだろうか​​」と尋ねたそうです。返された答えは、「全国民が家に仏像を置くようにすればいい」だったそうです。

仏教を信じる信者が韓国人の半分にも及ばない状況では不可能なことでしたが、苦心の末に10ウォン硬貨の多宝塔に仏像を刻ませることにしました。硬貨のデザインが変わり、多宝塔には小さく描かれた何かがあるのですが、仏像ではなく、獅子像です。もちろん、この程度でも疑い深い人は「ほら見ろ、何かあるじゃないか」と感じさせるには十分ですね。貨幣に関連する代表的な都市伝説2個を加えて紹介します。

バラバラ殺人にあった娘

韓国の貨幣を作る当時、デザインを引き受けた人の娘がバラバラ殺人にあい、貨幣に娘を追憶できるシンボルを刻んたという話です。

10ウォン硬貨から1万ウォン紙幣まで、あちこちに隠されていますが、これも見つけたらバラバラ殺人された娘が鬼となって現れ、さらって行くという噂話も出回りました。一時はこの怪談があまりにも広がったため、韓国銀行がデマだと公式発表までしたほどでした。

今はあまり​​出回っていない通貨であるため、都市伝説から怪談へと格が落ち、噂をする人も減りました。

貴金属が含まれている硬貨

特定の年代に作られた硬貨は、当時、金属の割合を誤って混合したせいで国が全量回収したが、いくつか残っている硬貨が非常に高い値で取引されるという噂、これは、まだインターネットで飛び交っている都市伝説です。

- 1966年に発行された10ウォン硬貨に金が混ざっている。(1980年代に、このような噂が広がりましたが、誤りだと判明)
- 1975年に発行された100ウォン硬貨に銀が多く混ざっていることを確認した韓国銀行が1978年に回収作戦を行った。当時は50倍の5000ウォンで買われたという噂が出回り、小学校で先生と子どもたちが硬貨200枚を集めて韓国銀行に持って行ってが、失望しながら引き返したというエピソードもある。
- 1981年に発行された100ウォン硬貨には白金が混じっていて、国で回収を進めている。現在も出回っており、人々に硬貨を噛んでみさせる原因となっている。
  • Lim, Chul / 写真=O2CNI
  • 入力 2015-11-04 00:00:00

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