Q.韓国の自殺率はなぜ高いのでしょうか?(4)

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A. ※この記事は「韓国の自殺率はなぜ高いのでしょうか?(3)」の続きです。


景色がかなりいいですよね。同じ写真です。角度が少し違うだけの写真ですが、注意してみると同じ場所であることを容易に知ることができます。

釜山の太宗台です。以前は韓国で最も有名な自殺の名所(?)でした。今では人が簡単に飛び込めないように手すりも設置されており、この場所で命を絶ったというニュースは聞こえてきません。

岩の下にうねる波が「さあ来い」と誘惑するようですが、太宗台は​​地質学者にとって貴重な研究資料を提供してくれるところでもあります。

韓国で景色のいいところ、名山大川には自殺岩として知られているところがあります。故・盧武鉉(ノ・ムヒョン)大統領が身を投げて韓国史に悲劇の1ページを書き込んだ烽下村のプオンイパウィ(フクロウ岩)も近所の人には自殺岩として知られているところです。

なぜ多くの人が同じ場所で同じような道を歩むのでしょうか。ある人は「幽霊がいるからだ」と非常に簡単な結論を下します。そうかもしれません。これ以上、人性に未練のない人が放心状態で遠くを眺めているときに、昔そこからこの世を去った人の感情が移入してきて、自然と落下することを選んだのかもしれません。

しかし、空と海は自分の気持ちを分かってくれるだろうという、誰も耳を傾けてくれない自分の話を詳しく聞いてくれるだろうという願いから、衝動的な選択をしたのかも知れません。

ソウルの江北と国会議事堂がある汝矣島を結ぶ麻浦大橋のあちこちには異色の広告が設置されていました。

ありふれた企業の宣伝広告ではありません。「今からは私を振り返る時間」、「その瞳は何色ですか?」

物理的に自殺を防ぐことが難しいと見て、温かく声をかけるためのフレーズです。「本当に大変だったんだね」、「言わなくても分かるよ」、「ご飯は食べた?」

ソウル市とサムスン生命が一緒に企画して作った広告でした。31本ある漢江にかかる橋のうち、麻浦大橋から飛び降りた人が最も多く、悩んだ末に作られた作品です。2013年、水泳が上手な「男性連帯」という民間団体の代表ソン・ジェギ氏がここから投身して死亡すると「成功率が高い橋」として認識され、また、麻浦大橋のユニークな施設も人々を集めたというのが警察の説明です。

麻浦大橋の以前には漢江大橋が利用されてきました。以前「こいつめ、漢江の橋から落ちてしまえ」という呪いをかけたりしました。

1917年に漢江に初めてかけられた橋だったため、様々な人が漢江大橋を訪れました。自殺をしようとする人たちも最後の道として川風が強い橋へと一歩を踏み出したといいます。自殺を試みる人が多くなると、橋の一角に「一寸待己、少し待って我慢してください」という立て札を立てたり、1990年代には構造物の両側に潤滑油を塗って手すりを越えることができないようにしたこともありました。

ところがです。麻浦大橋にあった生命線はすべて撤去されました。麻浦大橋が有名になり、ここで自殺を試みた人が2011年の11人から2014年には184人へと増えるなど、むしろ逆効果を生むという主張があったからでした。暖かい言葉も自殺しようとする人にはあまり意味がなく、馬鹿にされたような気持になる可能性があるという反応もありました。

  • <生命のメッセージが撤去された麻浦大橋。去る5日に義務警察官がひとり飛び降りたが、漢江受難救助隊が救助して命はとりとめた>

今年は自殺予防に対する政府予算も減って、慰めのメッセージも消えました。夜遅く最後の希望を捨てないために生命の電話に電話をかけましたが従業員はすでに帰宅して電話をとりません。自殺を考えている人は「自分のことは自分でしなさい」という意味でしょうか。

韓国人の情緒の中に、自殺がそれでも自分を守る名誉な選択だという考えが染み込んでいるのかもしれません。「親より先にあの世に行くのは親不孝」と自殺をタブー視していた朝鮮社会でも、辱めを受けた妻子が裏山の松で首を吊ることを義理があると称賛しました。しかし今日、自ら命を絶つ韓国人のうち、大部分が名誉な選択をしたと見ることはできません。

非常にごく少数の人ではありますが、韓国政府が自殺に関心を持たない理由について、韓国での自殺率が高いのは60代以上の高齢者だからとの見方もあったりします。どうせ生産能力もあまりなく、彼らが死ぬぶんだけ扶養するお金も減るのだから、関心を持たないという主張です。まさか韓国の支配層がそれほどまでに異常だとは思いたくありませんが。

自殺を決意するその瞬間、風に揺れて折れそうになる刹那、心に変化を与えてくれる声はどこから聞こえるのでしょうか。聞こえてくるのが、ひたすらこだまする自分の声だけなら、韓国が「自殺共和国」という汚名から脱することができるのか心配になります。
  • Lim, Chul
  • 入力 2016-03-10 00:00:00

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