Q.韓国では店舗を借りる際に「権利金」を支払うと言います。それはいったい何ですか?

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A.
簡単な答えをご希望ですか?しかしそれでは店舗を手に入れることができませんよ。

仔細に説明するとなると、頭が痛いほどに複雑です。学者たちも一言で定義を下せません。血の汗を流して店を運営して常連客を確保したので、これを補償するという次元で払う「営業権」という性格が強いのですが、商売がダメで閉店するところでも付いていますし、美容院の店舗跡に衣料品店を開くにも支払わなければならず、さらには新たに建てた建物の店舗にも権利金が付いてまわるので、「営業権」と断定することも難しいんですよ。

さらに、店舗を売り買いするたびに権利金もやりとりしますが、法的には認められていません。賃貸物件の所有者とは無関係に、店舗を借りるテナント間でやりとりするお金です。まい年数千件ずつ権利金紛争が繰り広げられるはずで、政界も解決策に頭を悩ましていますが、まだ明快な答えを見つけられない状態だとか…。いったい権利金とは何なのか、権利金のためにどのような紛争が起こるのか、例を挙げてみましょう。

中国人が多く訪れる東大門の衣類商店街から車で20分の距離に、ラブホテルが密集している地域があります。ずいぶん前にはいわゆる「娼婦」を置いて営業していたバーが並んでいた街です。おそらくバーがなくなっても街に色気が残っているのでしょうか。とにかく、その場所に結構まともなホテルが入ってきました。古い建物が三つ四つ取り壊され、それらしい建物ができたので街が一皮むけたような感じです。しかし、このホテルのためにじつに10人をこえる商人たちが憤懣を抱えたといいます。まさに権利金のためです。

商人たちは古い建物で、短い場合には 6ヶ月、長くは10年以上も食堂やカラオケや衣料品店を経営していた人々で、少ない場合は5千万ウォンから多い場合は1億ウォンを超える権利金を、一銭も受け取れなかったと言います。カラオケ屋の主人は建物が壊される3ヶ月前に大金をかけて内装を新たにしたといいますから、本当に損な役回りですね。悔しいから訴訟を起こしたけれど勝てもできず、弁護士費用だけが出ていったといいます。

商人らの主張を聞いてみると、悔しいと訴えるだけはあります。建物の所有者がホテルの土地や建物を売って、権利金も計算に入れたという主張です。建物は壊すのですから、建物の値段は受け取れないとしても、土地の値段と店舗につく権利金を含めて売ったという主張が事実ならば、商人たちが受けとらなければならないお金を家主が手にしたわけですね。

権利金にまつわるあきれた話はあまたあります。以前には、最初から権利金を狙って詐欺をうった悪党たちもいました。古くて商売にならない喫茶店を安値で買い取り、さもそれらしく内装し、3~4ヶ月あたかも商売が繁盛しているように偽装をした後、権利金を付けて高値で売る手法ですね。金をたくさん出してきれいな女性従業員を雇用し、「さくら」の客が座って帳簿は虚偽の記載…。喫茶店を買おうとする人々が数日間ようすを見守って、結局はだまされるというわけです。

このような悪党は専門的な詐欺師ですが、悪徳家主も腹黒いのは同じです。

ある人は食堂を開いてインテリアを変えようと1億5千万ウォンをかけて工事をしましたが、程なくして建物の所有者が変わり、店を空けてくれと言うのです。悔しいので事情をねんごろに訴えたところ、インテリアがもったいないならぜんぶ取り外して持っていけと言うだけだったとか。

こんなケースもあります。収支が合わないけれどそれなりに食べていけるだけの商売をしていた飲食店の所有者は、店舗所有者がとつぜん家賃を上げたせいで商売をやめざるを得ない状況に追い込まれました。5千万ウォンの権利金を支払って得た店舗が、数年後に権利金が1億ウォンに上がり、飲食店のオーナーはそのお金を受け取れれば他のビジネスをするつもりでしたが、店を見に来る人はほとんどなかったと言います。店舗の賃貸料があまりにも高いので、別の商売をする意欲を出せなかったわけです。ところが後に、店舗の所有者が親戚の名前を使いそこで商売をするという話を聞いたときは気が狂いそうになったといいます。

権利金紛争は、権利金を保障できる人が建物や店舗の所有者であるのに反して、権利金をやりとりする当事者は賃借人ということから始まります。店舗の所有者は、自分は知ったことではないと一歩退いているようで、じつは副次的な利益を享受します。権利金が上がれば店舗の賃貸料や、店舗の価値も一緒に上がるわけですから。といって、賃借人間の取引に、店舗所有者へ法的責任を問うことも難しいでしょう。零細商人を保護しようとする法的措置は、大部分が店舗の賃貸期間を保証しようという次元で議論されていますが、実効性も疑問であり、賃貸期間の保証も容易ではなく、こういうことからいまだに議論だけが盛んな状態です。

Tip:権利金は通常、パダク(床)権利金・営業権利金・施設権利金の3つの性格が加味されている。パダク権利金は商圏に応じて付く。例えば大規模アパート団地にできた店舗は商売がうまくいくだろうという期待から、通常の使用料のほかに権利金が付く。営業権利金は商売がうまく行っている店舗に付く営業権の性質だ。施設権利金は店舗の内装費用だと思えば十分だが、主観的な性格が強くて紛争の対象となる。
  • Lim, Chul /写真_Photopark.com
  • 入力 2014-05-09 12:00:00

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