Q.最初に日本に遠征した韓国サッカーチームは?

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A.
国家の代表チームを基準にすると、1954年にスイスのワールドカップ予選のために東京に行った韓国代表チームを初の遠征チームと見ることができます。その年に韓国がアジアサッカー連盟(AFC)の正式加盟国になったため最初のAマッチでもあるわけです。

しかし、野史を探せば新しい話が出てくるものです。新聞の記録を見ると最初に玄海灘を渡った韓国サッカーチームは培材高等普通学校のサッカーチームです。 1926年1月に大阪で開催される全日本中学連合サッカー大会に参加するために関釜連絡船に乗りました。

培材のサッカーチームは、1925年4月に開催された第6回全朝鮮サッカー大会中学段(今の高校部)で大会3連覇を達成し、優勝をしたため大阪毎日新聞社が主催する大会の参加資格を獲得しました。

貧しかった時代ですので、学校で遠征費用を用意するのが大変でした。窮余の策の末に歓送競技を用意しました。クリスマスを翌日に控えた12月24日から三日間続けて朝鮮サッカー団との競技を行いました。入場料は大人20元、小人10元でした。

最近では想像しにくいことでしょう。学校側は歴史的な海外遠征を奨励し、選手たちの勇気と競技力をテストする意味だと強調しましたが遠征に行く若い学生たちを三日間も走り続けさせたなんてあきれてしまいます。

驚くべきことに培材サッカーチームは朝鮮サッカー団を2勝1敗で制し、大阪でも良い成績をおさめるだろうという期待を抱かせました。大人を制圧する実力でしたので、高校のサッカーチームならどのチームでも勝つことができると予想されました。

しかし、培材のチームは最初の試合から失敗してしまいました。三日間にわたる困難な旅の果てにようやく大阪に到着したうえ、初めて船に乗ったためひどく船酔いをしてしまったのが致命的でした。主催者側で用意してくれた旅館に泊まったサッカー部の学生は、水を一口飲んでも全部吐いてしまうほどの苦痛を経験したといいます。そんなこんなで何も食べれなかったため、どんなにお腹がすいたでしょうか?

吐き気が収まったら食欲が戻ってきました。試合を控え軽いトレーニングをした後、旅館に帰ってきた選手たちは夕食に出てきたうどんをいそいそと食べ始めました。ただでさえ、お腹がすいたのに、今まで食べたこともない鰹節の出汁に入ったうどんはツルツルとおなかに入っていきました。なんと10杯食べた選手も少なくなかかったというのですが、今では確認のしようがありません。

空腹の状態でそのように食べてしまっては、お腹が正常であるはずがありません。日本の高校最強の御影師範学校と1回戦で対戦することになりましたが、競技が始まる頃にも選手たちの姿が現れないのです。原因を調べてみるとうどんを食べた結果下痢がおさまらない選手たちが、頻繁にトイレを行ったり来たりしていたのです。

主力選手のうち相当数が走ることもできずに培材のサッカーチームは、御影師範学校のチームに0対3で敗れてしまいました。スイスのワールドカップに出た韓国代表チームが、米軍の飛行機に相乗りして2泊3日かけて到着してからすぐに、休むこともできずに試合に臨んだ結果、9対0で負けましたが似たような経験を培材の選手たちが最初にしたというわけです。
  • Lim, Chul/写真=photopark.com
  • 入力 2014-06-11 00:00:00

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