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サムスン電子、来年は博士級人材を大挙採用…超格差の維持


最近、定期役員人事を終えたサムスン電子は早ければ今月の中旬から、国内外の社長団と核心役員、全世界の法人長が参加するグローバル戦略会議を部門別に開く。 第7世代積層(V)NAND型フラッシュメモリ、3ナノメートル(1ナノメートルは10億分の1メートル)ファウンドリ(受託生産)工程と「ギャラクシーS21」スマートフォン、量子ドット(QD)テレビなどの超格差を守る技術・製品の戦略議論に集中するなかで、サムスン電子は特に半導体分野で来年は国内外の博士クラスの人材採用を今年よりも増やすことにしたと伝えられた。

6日の情報技術(IT)業界によると、サムスン電子は今月14日ごろから消費者家電(CE)、IT・モバイル(IM)、デバイスソリューション(DS)部門の代表取締役が主宰するグローバル戦略会議を開く。サムスン電子は毎年、上・下半期に国内外の経営陣が集まって事業の現状を点検する戦略会議を開くが、定期役員人事後に実施する12月の会議では、来年の事業計画と直結して非常に重要だ。今年はコロナ19事態でオンラインで進行し、金奇南(キム・ギナム)DS部門長(副)、金炫奭(キム・ヒョンソク)CE部門長(社長)、高東真(コ・ドンヂン)IM部門長(社長)などの最高経営責任者(CEO)を筆頭に、新任の役員らが参加する。

DS部門戦略会議の重点案件は、米マイクロンが火を付けた176段以上の第7世代NAND型フラッシュメモリと、台湾TSMCとの3ナノ微細化競争だ。これに関連してサムスン電子DS部門は来年の博士級人材の採用規模を、今年よりも増やすことに細部戦略を絞ったものと把握された。

あるサムスン電子の役員は「今年の初めから、米国をはじめとする海外の主要大学と国内の大学はもちろん、競合他社出身の理工系の博士クラスの採用を大幅に増やした」とし、「来年は今年よりも博士級人材をさらに多く受け入れるつもり」だとした。

IM部門では来年1月に早期の登板が確実視されている「ギャラクシーS21」などのスマートフォン事業の成功戦略が議論対象だ。
  • 毎日経済_イ・ジョンヒョク記者 | (C) mk.co.kr
  • 入力 2020-12-06 18:24:43




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