コスピ、3000回復でひと息ついたが…さらなる反騰は期待薄?



14日のコスピは8営業日ぶりに3000を回復したが、専門家らは「有意な変化とは考えにくい」と口をそろえた。国際原油価格が7年ぶりに最高値にまで高騰し、エネルギーに始まったインフレ(継続物価上昇)が加重されているなどの悪材料が依然としていることから、落ち着いた対応が必要だという指摘だ。

終値を基準にして去る5日に2908.31に降りてきた後、7営業日連続で2900台でとどまってきたコスピはこの日、外国人と個人の買い越しに支えられて3015.06で取り引きを終えた。 3取り引き日連続で上昇している。この日に機関は2109億ウォンを買い越したし、外国人も861億ウォン分を買い入れて、証券市場の上昇に力を添いえた。一方、個人は2975億ウォンを売り越した。

昨夜、米ニューヨーク証券市場が銀行株をはじめとする主要企業の第3四半期「アーニングサプライズ」に力を得て大きく上がるやいなや、国内株式市場も力を受けたあんばいだ。世界1位のファウンドリ(半導体受託生産)企業である台湾TSMCの業績好調と、半導体景気の代表指標である米フィラデルフィア半導体株指数の上昇などで、国内の電気電子銘柄もいっせいに上昇を示した。

この日、フィラデルフィア半導体株指数は一日のうちに3.08%上昇し、3291.24で取り引きを終えた。これによってサムスン電子とSKハイニックスがそれぞれ1.01%と4.90%上がり、市場の上昇の流れを主導した。

ただし今後の見通しは依然として入り混じった状態だ。 DRAM価格のダウンサイクル(下落局面)入りにともなう業績懸念は相変わらずだからだ。

IBK投資証券のキム・ウノ研究員は「DRAM価格の下落が始まり、実績に対する懸念は大きい状態」だとし、「本格的な株価反騰は今後のDRAMサーバー価格の推移を確認した後になって可能だろう」と予想した。

専門家らはこの日のコスピの3000奪還を、「反騰」の勢いの表れとみるには難しいという雰囲気だ。キム・ハクキュン信栄証券リサーチセンター長は「現在の上昇の流れは米国をはじめとする、世界の株式市場が反発を示したことが主な要因」だとし、「原油価格と原材料のインフレなどの根源的な悪材料が残っているだけに、意味のある上昇と見るには難しい」と指摘した。チョン・ヨンテクIBK投資証券リサーチ本部長は「昨年、コスピが3000を突破したときに抵抗はなかったし、今年になって再び降りてくる時も抵抗がなかった」とし、「もちろん3000という数字が投資家心理に影響を与えるだろうが、大きな意味はない」と説明した。

今後の株式市場の行方は原油価格にかかっているという見通しが出ている。 14日(現地時間)の時点で、11月渡しのWTI(ウエスト・テキサス・インターミディエイト)の価格はバレル当たり81.31ドルを記録した。 2014年10月以来では7年ぶりに最も高い水準だ。 12月物のブレントもバレル当たり84ドル水準に上昇し、2018年10月以来の高値を記録した。原油価格の上昇は産業に使われるほとんどの原材料の価格上昇につながるという点から、インフレ懸念を大きくしている。キム信栄証券リサーチセンター長は、「最近の流れは変動性の携行と見なければならないようだ」とし、「原油価格が上がっていけば、株式は再び下方に向かうだろう」と展望した。

特に寒さが始まる冬と北京オリンピックが重なって、原油価格は来年初めまで上昇しつづけて止まらないだろうと予想した。シン・ドンジュンKB証券リサーチセンター長は、「いまの原油価格の上昇原因は供給のような根源的な問題ではなく、カーボンニュートラルという政治的・政策的問題であることから、今後の国際情勢に応じて多少解消される余地はある」とし、「ただし今年の冬は中国の北京冬季オリンピックなどが予定されているだけに、来年の春ころに国内証券市場に薫風が吹くだろう」と展望した。

去る2~3月に見せていた調整後のV字反発のような流れは、近い将来に期待することは難しいという説明だ。キム信栄証券リサーチセンター長は「あまりにも悲観的に見たり、楽観的に見る必要はないが、しばらくは横ばいの流れが続くだろう」とし、「インデックスが上がって株価がともに上がる流れは期待しにくく、ボトムアップ(個別銘柄発掘)戦略が必要だ」と語った。シンKB証券リサーチセンター長は「あまりにも悲観的あるいは近視眼的に見ずに、今は来年の春を見て分けて買い入れるべき時」だと付け加えた。

一方、この日のコスダックは小幅の上昇で終えた。前日に3%以上も急騰したコスダックは、この日は時価総額上位銘柄の差益実現で上昇幅がやや鈍化する様相を見せた。
  • 毎日経済 | キム・ヨンジュ記者/イ・ジョンファ記者
  • 入力 2021-10-15 22:47:57