トップ >
コラム > サムスン電子、韓国内スマホシェアが80%超…LGの「空席」を吸収
サムスン電子は最近出荷した「Galaxy Z Flip3(ギャラクシーZフリップ3)」の人気でLG電子の顧客まで吸収し、今年の第3四半期は国内スマートフォン市場で80%を上回るシェアを記録した。
6日、市場調査会社の香港カウンターポイントリサーチによると、今年の第3四半期のスマートフォン市場は前年同期比で9%減少した。 LG電子モバイル事業部が7月31日に完全撤収し、半導体供給問題などがスマートフォン市場に影響を及ぼしたとカウンターポイントは説明した。ただし前四半期と比較すると8%増加した。サムスン電子が8月末に発売した「ギャラクシーZフリップ3」と「Galaxy Z Fold3(ギャラクシーZフォールド3)」などのフォルダブルフォンが、期待以上の販売好調を見せて成長をリードしたおかげだ。

[資料=カウンターポイント]
このことから今年第3四半期のサムスン電子は国内スマートフォン市場で、前四半期との比較で14%ポイント増加した85%のシェアを見せた。圧倒的な1位だ。
これはギャラクシーZフリップ3が歴代級の販売量を記録し、中低価格シリーズの「Galaxy A(ギャラクシーA)」も高い販売量を見せたためだ。さらにこれまでのLG電子の市場シェアをほとんど吸収したことも影響を及ぼしたと分析された。
サムスンに続き、アップルは前四半期比で5%ポイント減少した12%のシェアで2位を記録した。当初、アップルと同様のシェアを見せたLG電子は、事業撤退が本格化した今年の第2四半期からシェアが落ち始めたが第3四半期には2%まで落ち込んだ。

[資料=カウンターポイント]
今年の第3四半期、国内のスマートフォン市場で最も売れたモデルもギャラクシーZフリップ3だった。 4位を占めたギャラクシーZフォールド3とともに、これらのモデルは第3四半期における国内販売量は総100万台と集計された。
カウンターポイントは、今年の第4四半期はサムスンフォルダブルフォンの着実な需要とアップルiPhone 13シリーズの発売効果が加わって、第3四半期の状況よりも良いだろうと予想している。ただし半導体などの主要部品の供給難が依然として解消されず、成長の幅は大きくないだろうと付け加えた。