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韓、オミクロン変異が「優勢種」に…検出率80%


防疫当局は「新種コロナウイルス症候群(コロナ19)」のオミクロン変異株による危篤・重症率と致命率は、デルタ変異株より明確に低いと明らかにした。

中央防疫対策本部は去る31日午後の定例ブリーフィングで、オミクロン変異株の危篤・重症率と致命率はそれぞれ0.42%と0.15%であり、デルタ変異株よりも明確に低いと明らかにした。

イ・サンウォン中央防疫対策本部疫学調査分析団長は、「オミクロン変異が拡散し、先週は1万人を超える患者が発生したが、死亡者と危篤・重症者は減少した」とし、「オミクロン変異がこれまでのコロナ19と比較して伝播力は格段に高く、危篤・重症率が低いことは明確だ」と述べた。

ただしオミクロン変異株の検出率は、これまでの50.3%から先週は80%を突破した。現在、オミクロン型変異が国内事例の80%、海外流入事例の95.8%を占めており、確固たる優勢種となった。

ステルスオミクロンとも呼ばれるコロナ19派生型のBA2は、1月第4週の国内事例で6件が初めて確認された。これによって1月以降の検出件数は、海外流入事例25件と国内事例6件だ。

ただし防疫当局は現在、検査体系でステルスオミクロンをすべて検出することができ、懸念する必要はないと明らかにした。

一方、防疫当局はオミクロン変異株の拡散に対応するために診断検査体系を切り替え、重症リスクの高い高齢層などの高リスク群にPCR検査を優先的に実施し、早期に発見して治療できるようにする予定だ。

イ・サンウォン団長は「オミクロン変異の重症化および死亡リスクはデルタ変異に比べて低いことは事実だが、急速な拡散によって確定者数が突然急増すると、重症患者と死者数も増加する危険がある」と語った。
  • 毎日経済 | キム・ウヒョン記者
  • 入力 2022-01-31 15:15:20




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