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ザッカーバーグ、サムスン電子の事業場を訪問し協力分野を議論

終日サムスン電子で「熱心に」 

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マーク・ザッカーバーグと「フェイスブック師団」が二日続けてサムスン電子を訪問し、互いの核心競争力を学んで協力案を模索した。

フェイスブック(Facebook)のザッカーバーグCEO(写真)は15日、サムスン電子の事業場を訪問してサムスンの主要幹部との会合を持ち、研究開発(R&D)センターと生産現場を直接見て回った。ザッカーバーグのサムスン電子事業場訪問には、フェイスブック本社とアジア・太平洋地域の役員40人余りが大挙同行した。朝早く水原事業場を訪れたのはもちろんのこと、昼食会に続いて午後のスケジュールは華城(ファソン)事業場で過ごした。

ザッカーバーグCEOらはサムスンの電子産業博物館であるサムスンイノベーションミュージアムを見学し、世界最大の電子企業に成長したサムスン電子の40年間の成功ストーリーと、電子産業が人類に寄与したところに対して関心を示した。京畿道の華城事業場では22年間、メモリ半導体1位を維持しているサムスン電子の、半導体事業の競争力と最新の半導体技術を観察した。

またフェイスブックのシェリル・サンドバーグ最高執行責任者(COO)は、サムスン電子のイ・ヨンヒ副社長をはじめとするサムスン電子女性役員らとスケジュールをともにした。サンドバーグCOOはこの席で、「サムスンはフェイスブックの最も重要なパートナーの一つ」とし、「特に女性たちの社会参加はこれまでの100年間で目をみはるばかりに発展したが、この10年間はとくに発展しなかったとかで、経営層の認識転換が必要」だと言及した。

IT業界ではサムスン電子とフェイスブックが協力可能な接点として、仮想現実デバイスとコンテンツ開発、スマートヘルスとモバイル決済などを挙げている。バーチャルリアリティ機器とコンテンツ開発は、フェイスブックが買収したOculus VRとサムスン電子が共同してGear VRを出したこともあり、現実性が高い。フェイスブックの会員を対象としたスマートヘルスも協業が可能な分野だ。

フェイスブックは運動量と運動経路を記録するアプリケーション「ムーブス(MOVS)」を買収しており、デジタルヘルスケア市場への進出を模索している。サムスン電子は心拍数と酸素飽和度などを測定できるスマートフォンやウェアラブル機器を生産している。医療機器事業もサムスン電子が未来成長動力としている分野だ。モバイル決済も開拓が可能な市場だ。サムスン電子スマートフォンのNFC機能を活用してモバイル決済システムを構築し、フェイスブックの会員間の少額送金サービスも開発できる。
  • 毎日経済_イ・ヂンミョン記者 | (C) mk.co.kr
  • 入力 2014-10-15 17:19:48




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