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ダンシングアンチョビの「Top Tank」マッチングシステム更新で世界へ「羽ばたく」

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  • ダンシングアンチョビの「Top Tank」マッチングシステム更新で世界へ「羽ばたく」
  • < ダンシングアンチョビのイ・ドンウォン代表 >

ゲーム開発会社が最も望むことは何よりもユーザーと通じることだろう。コンテンツを市場にリリースした後、開発会社が最初に試みることがユーザーとのコミュニケーションだ。ユーザーとどれくらい多くの交流をしたかによって、ゲームの勝敗が左右されるからだ。

去る9月にタンクを素材にしたモバイルゲーム「Top Tank」をパブリッッシャーであるNHNエンターテイメントを介してグローバル市場にリリース、センセーショナルな反応を起こした、ダンシングアンチョビ(dancinganchovy)もやはりユーザーとのコミュニケーションを最優先の課題に選んだ。タンクという素材が持っているマニア的な要素があるものの、これをカジュアル的なイメージを通じて大衆的なキャラクターに引き上げた「Top Tank」は、タンクが持っている強力な一発の面白さとしっかりと造り込まれた運営で、ユーザーに緊張感と楽しみを与えるスポーツのように楽しめるゲームとして安着している。

タンクを素材にダイナミックな楽しさ

ダンシングアンチョビのイ・ドンウォン代表は「Top Tank」について一言で話す。「誰でもスポーツのように楽しめるゲームだ」ということが彼の考えだ。スポーツがくれる緊張感とドキドキする競争、これを介して得る成就感を「Top Tank」がくれるというのだ。イ代表がタンクという、若干ユーザーにアピールしにくい素材を使用しているのも、この理由からだ。つまり、タンクがくれる痛快な一発は野球での9回裏の逆転ホームランのような役割をする。ゲームが終わる時まで、与えられる緊張感は既存のゲームとは差別化された面白さをくれる。ここにグローバル市場にサービスされながら、実際のスポーツ競技のように国家間の対決も可能だということも「Top Tank」のまた別の面白さの要素だ。

「Top Tank」のユーザー構成比は多様だ。韓国をはじめとして北米、ヨーロッパ、タイ、ロシアはもちろん、イラク、アフリカ地域でも「Top Tank」を楽しむためにユーザーが集まってきている。オリンピックのスポーツ競技のように多様な国家間の競争を通じて、最高のユーザを選別する方式は、ユーザーたちにゲームの楽しみと共に動機付けを提供する。イ代表は「ミニオリンピックを見るような感じを受ける」とし、「国家間の競争でよりダイナミックな雰囲気が演出されている」と話した。

「Top Tank」がユーザーにアピールされるまた別の要素の一つがカジュアルグラフィックスという点だ。現在、実写風のタンクゲームは存在する。ダンシングアンチョビはこれを果敢に脱皮し、カジュアルグラフィックで実装した。ゲームのクォリティの面からもユーザーは高い点数をつけている。安定的なサービスとタンクの間のバランスなどはユーザーの高い目を満足させたという評価だ。

ユーザーの要求を反映したアップデート

しかし、「Top Tank」に対するユーザーの不満も存在する。代表的な部分がマッチングシステムだ。ユーザー間の実力差を考慮しないマッチングシステムに対するユーザーの終わりのない要求が続いた。「Top Tank」が競争的な要素が存在するゲームである以上、これに影響を与えるコンテンツに対しては敏感にならざるを得ない。パブリッシャーであるNHNエンターテイメントとダンシングアンチョビ側もこの問題を解決するために一か月以上の間、悩んできた。

「Top Tank」のユーザのマッチングシステムを完璧に造ることは難しいが、ユーザーにより強力な動機づけを与えることができる方法を探すために、模擬実験を繰り返し進行してきた。イ代表は「数多くの模擬方法を悩み、これをゲームに適用してみた結果、最善のシステムを実装することができるようになった」と語った。

今回適用されるマッチングシステムはレベルによって、相手のユーザーが決定される。ただし、単純にレベルにだけ合わせてマッチングが成されるのではない。イ代表は「今回適用されるマッチングシステムを単純にレベルに合わせたものだ言うことは難しい。レベルが主要分類になるが、ここに多様な要素も含まれており、ユーザーが最も面白さを感じることができる相手を探すことができるようにアルゴリズムを構成した」と話した。最善の相手を探すことのできる多様なアルゴリズムを構成、最適のマッチングシステムを具現したということだ。

マッチングシステム以外にリーグモードも全面改編された。プロリーグで始まり、徐々に昇格を通して自身のレベルを上げることができるようにした。操作が難しかった問題点も補完した。「Top Tank」はティルト(tilt)方式を導入しており、これを通じて操作する。しかし、ティルトの操作を難しく感じるユーザーが多かった。イ代表は「『Top Tank』の操作が難しいと言う話が多く、もう少し簡単に具現できるようにした」とし、「グローバルユーザーを対象にしただけに、各国別の特徴を分析、均衡点を探してこれを適用するために、多少時間がかかった」と話した。

これと共にガイドチップも変更した。向後、各リーグ別にチュートリアルを段階的に適用して、ユーザーがより早くゲームに適応することができるようにする予定だ。

これからがもっと期待できる「Top Tank」

イ代表は、今公開されている「Top Tank」の場合、企画していた部分の2/3程度だけ適用されたと言う。これから見せるコンテンツがまだ多いと言うことだ。その中でも代表的なのがマルチボス戦だ。マルチボス戦は3人がリアルタイムで一つの巨大ボスと戦う方式で、既存のゲームセンターで見ていた画面を全て埋めるようなボスが登場する。ボスの特定の弱点をターゲットにしてユーザー同士が協同してクリアする形態で成される。

最高レベルに達したハードコアユーザーを対象にしたコンテンツもアップデートされる予定だ。8~16人のユーザーがトーナメント形態で対決するリアルタイムトーナメントがそれだ。このトーナメントは参加費を出して、参加が可能で、人がすべて埋まるとすぐに進行される。トーナメントの上位入賞時にはリワードが支給される。これと共に公共の敵が登場、タンクで敵を攻撃する形態のシングルストーリーモードもアップデートされる。このモードはストーリー中分岐点が存在し、戦略的な判断が何よりも重要なモードだ。どのように選択するかによってストーリーの進行が変わるためだ。

イ代表はこれから「Top Tank」はもっと進化すると強調した。もちろん、その進化できる原動力はユーザーとのコミュニケーションを通じてだ。今まで1週間に一度程度のアップデートを進行してきた。ユーザーの要求事項をゲームの中に具現し続けているという話だ。それだけ「Top Tank」はユーザーの手によってより競争的でありながらも面白い要素が豊富なゲームに成長する準備ができている。

かれは「マッチングシステムとティルト方式の変更など、ユーザーの満足度を上げることができる方向にアップデートを実行してきて、これから『Top Tank』はユーザーと一緒に作るゲームになるだろう」とし、「一発の面白さと差別化された面白さを持っている『Top Tank』が他国的なゲームに成長することができるようにユーザーの声に耳を傾ける」と話した。
  • 毎経ゲームジン_アン・ヒチャン記者
  • 入力 2014-11-04 10:01:01




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