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[FOCUS] 大韓民国の公務員「5大ストレス」に苦しんでいる

官フィア清算、年金改革、遅い昇進、世宗市移転、キム・ヨンラン法 

  • [FOCUS] 大韓民国の公務員「5大ストレス」に苦しんでいる
大韓民国の政策を樹立し、総括・管理する政府官僚は、いわゆる「5大ストレス」に苦しんでいる。官僚たちの士気が地に落ちて、わが国の社会官僚リスクはこれまで以上に高まっている。

多くの公務員は、△官フィア清算 △年金改革 △遅い昇進 △世宗市移転 △キム・ヨンラン法など、5つの問題に対して多大なストレスを受けていると言われている。今年の上半期に「官フィア」と後ろ指をさされて犯罪者扱いを受けた公務員は、下半期の公務員年金改革が既成事実化されるやいなや爆発寸前だ。世宗市移転で業務効率が大幅に下がり、昇進がまったくふさがったせいで働く面白さも出ない。国会で議論されている不正請託禁止と公職者の利害衝突防止法、別名「キム・ヨンラン法」も彼らには負担だ。

特にセウォル号惨事を収拾する過程で、世論から集中砲火を受けた公務員は、大統領が直接「官フィア清算」を叫んで乗り出すとすっかり気後れした。国民のために働くという使命感で耐えていた公務員たちは、当時、集中砲火を浴びて最後に残ったプライドを傷つけられた。

老後も不安になった。今まで公務員が他の専門職に比べて少ない給料ながらも持ちこたえたのは、引退した後の公務員年金に頼って、安定した老後の生活を行える支えがあったからだった。しかし、セヌリ党が公務員年金改革法案を発議したことに続き、社会世論さえ公務員の年金改革を当たり前のように受け入れる雰囲気に流れ、公務員の不安感はますます高まっている。

部処内の昇進も遅い。たとえば7月、産業通商資源部は尹相直(ユン・サンヂク)長官が留任した後、二人の次官と室長(1級)7人の大幅入れ替えが予想されたが、実際はイ・グァンソプ産業政策室長が1次官に昇進した以外はほぼ変わらなかった。局長から1級に昇進した者がいないので、課長級から局長級に上がる人事も小幅にとどまった。

さらに政府庁舎の世宗市移転で、ソウルと世宗市を往復する公務員は疲労感を訴えている。教育インフラがソウル・首都圏よりも劣悪なため、家族をソウルに残して平日には世宗市で一人居住する「キロギ公務員」たちにも容易に会える。特に国政監査から年末の予算シーズンまで、公務員が国会と世宗庁舎を行き来しながら無駄にする時間は毎日4時間に達する。

「キム・ヨンラン法」も公務員にはストレスだ。2011年、キム・ヨンラン前国民権益委員長が推進したこの法案は、公務員が職務に関係のない者から100万ウォンを超える金品を受け取ると刑事処罰(3年以下の懲役または5倍以下の罰金)を、100万ウォン以下の金品を受けとると過怠料を賦課するという内容を盛り込んでいる。経済部処の高位関係者は、「大人君子ではない以上、法の適用対象者がいつでも違反する可能性があるのがまさにキム・ヨンラン法」だと語った。
  • 毎日経済_パク・ユンス記者/キム・ユテ記者 | (C) mk.co.kr
  • 入力 2014-11-24 17:31:34




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