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朴大統領の新年会見、経済に42回言及し経済活性化への意志を表す

原則と所信を守った朴大統領…共感は不足 

  • 朴大統領の新年会見、経済に42回言及し経済活性化への意志を表す
△写真=経済に42回言及。パク・クネ大統領は12日午前、青瓦台で新年記者会見を開き、政権3年目の国政運営の構想を詳細に明らかにした。この日の演説文で「経済」に42回言及し、経済活性化への強い意志を表わした。パク大統領は国政介入疑惑を受けているチョン・ユンフェ氏に対する質問に、「国政のそばにも近づいたことはない」と一蹴した。 [キム・ジェフン記者]

12日、パク・クネ大統領は青瓦台の春秋館で、就任以来2回目に開催した新年記者会見で「青瓦台文書流出事件」について謝罪した。

パク大統領はこの日、「今回の文書波紋で国民の皆さんに虚脱感をもよおさせたことに対して心が重く恐縮」だと、初めて国民の前で立場を明らかにした。しかし、文書で「秘線(陰の)」実勢疑惑が提起された3人の青瓦台秘書官(イ・ジェマン総務、チョン・ホソン1部所属、アン・ボングン2部所属)らの更迭に対しては、「3秘書官は交替する理由がない」と釘を刺した。

パク大統領は、「これまで検察はもちろん、マスメディアや野党から‘何らかの不正や利権があるのか’と、すみからすみまで長いあいだ探したが、無かったではないか」とし、「疑惑を受けたという理由で突き放したりやめさせたりするなら、誰が私のそばで仕事をするだろうか」と語った。

パク大統領は金淇春(キム・ギチュン)青瓦台秘書室長に対しては、「当面する懸案がたくさんあって、収拾を先につけなければならない。(交替は)その仕事が終わって決定するべき問題」だとして、今後の交替余地を残した。しかし、「秘書室長は本当にまれに見る私心のない人物で、家庭でも本当に難しいことがあるが淡々と、席にしがみつく理由もなく傍で助けてくれた」と変わらない信頼を表現した。

チョン・ユンフェ氏に対しても、「もう数年も前に私を手助けした仕事を辞めて側から去ったので、国政の近くにも近づいたことがない」と重ねて線を引いた。

パク大統領は、コミュニケーション不足の論難と関連して青瓦台の組織改編に言及し、「主要な各首席と有機的でうまく連結して、仕事を効率的にこなすことができるように、主要部門の特別補佐団を構成するつもりだ」と語った。内閣を改組するかどうかに対しては、「海洋水産部など、必ず改組する必要性のあるところを中心に検討していく」と明らかにした。

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  • < パク・クネ大統領の新年会見 >

パク大統領はこの日、終始一貫して「原則と所信」を土台に、疑惑については断固として対処して直截的な回答を行ったが、国民が共感するメッセージは不十分だったという評価が多かった。

例えば企業人の仮釈放の問題に対して「これまでの立場から変わっていない」とし、「国民の法感情と公平性を考慮し、法務部が判断すればよい」と原論レベルの回答を行った。また、人事の公平さを要求する質問に対しては、「全体的に、一度あきらかにしてみる」としながらも、「最高の人材を地域に関係なく(登用することに)、最も大きな関心を持っている」と明らかにした。

パク大統領は記者会見に先立つ新年構想の発表で、「公共部門の改革はすべての改革の始まり」とし、2段階の公共機関正常化を果敢に推進することを明らかにした。また、労使の双方に、労働市場の構造改革対策を今年3月までに提供して欲しいと依頼した。

規制緩和と関連しては、いわゆる「トンオリ(かたまり)規制」としてあげられる首都圏規制に対しては、「総合的な国土政策の次元から、合理的な方向への意見収斂を通じて今年は解決できるようにする」と強調した。

北朝鮮問題に対しては、「この旧正月を前後して離散家族の再会が行われるように、北朝鮮が開かれた心で応えてくれることを期待する」と述べ、米国が北朝鮮のハッキングに対抗して制裁を下したことに対して「適切な対応措置」だとしながらも、「そっち(北・米関係)が緊張したとしたからといって、南北対話がどうなるというものではない」と語った。
  • 毎日経済_キム・ソンゴル記者 | (C) mk.co.kr
  • 入力 2015-01-12 17:36:46




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