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平均寿命の81歳まで生きるとしたら癌にかかる確率37%

70歳以後、男性は肺癌・女性は大腸癌が最多 

  • 平均寿命の81歳まで生きるとしたら癌にかかる確率37%
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70歳以上の男性は肺癌、女性は大腸癌が最も多く発生することが分かった。

韓国の国立癌センターの癌登録事業課が「2012年わが国の癌発生現況」を分析し、10日に公開した報告書によると、男性は44歳までは甲状腺癌、50~69歳は胃癌、70歳以降には肺癌が最も多く発生した。女性は69歳までは甲状腺癌、70歳以降は大腸癌が最も多かった。

すべての癌の年齢別発生率は、50代前半までは女性が男性よりも高かったが、50代後半から男性の発生率が女性よりも高くなった。

男女全体の主要な癌の年平均増加率は、甲状腺癌(22.6%)、前立腺癌(12.7%)、乳癌(5.8%)、大腸癌(5.2%)などの順で高かった。男性の癌の平均増加率のランキングは、甲状腺癌(24.3%)、前立腺癌(11.4%)、大腸癌(5.6%)などであり、肝癌(マイナス2.2%)と肺癌(マイナス0.9%)は継続して減少した。女性は甲状腺癌(22.4%)、乳癌(5.9%)、大腸癌(4.3%)などの順で増加率が高く、子宮頸部癌(マイナス3.9%)と肝臓癌(マイナス1.6%)は引き続き低下した。

韓国の国民が平均寿命(81歳)まで生存したときに、癌にかかる確率は37.3%だった。10人のうち3人が、一生のうちで癌にかかるということだ。男性(77歳)は5人のうち2人(37.5%)、女性(84歳)は3人のうち1人(34.9%)の割合で癌が発生すると推定された。

韓国は2012年、22万4177人(男11万2385人、女11万1792人)の癌患者が新たに発生しており、癌の種類別に甲状腺癌・胃癌・大腸癌・肺癌・乳癌などの順だった。また、癌経験者は総123万4879人(男54万7837人、女68万7042人)となっている。

癌経験者は癌の治療を受けている癌患者と、癌の治療後に生存している人を含む数値で、全国単位で癌の発生統計を算出し始めた1999年1月1日から2012年12月31日までに癌と診断された人の、2013年1月1日現在の生存者を対象に算出したものだ。

すべての癌の人口10万人当たりの年齢標準化発生率は、1999年の219.9人から2012年には319.5人に増え、年平均3.5%の増加率を見せた。

男性は1999年の291.9人から2012年には337.2人と、1.6%の年平均増加率を、女性は1999年の173.3人から2012年に321.3人で、5.6%の年平均増加率を見せた。
  • 毎日経済_イ・ビョンムン医療専門記者 | (C) mk.co.kr
  • 入力 2015-02-10 17:15:09




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