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[社説] 時価総額500大企業、日本32・中国46・韓国3…これは一体何か


16日、ブルームバーグの集計結果、世界の株式時価総額500大企業のうち韓国企業数は3社で、1年前(6社)と比較して半分に減った。一方、中国企業数は昨年22社から46社に2倍以上増えて克明な対照を成した。

国内企業はサムスン電子(28位)、現代自動車(360位)、SKハイニックス(445位)が名前を上げただけで、昨年には含まれていた現代モービス、ポスコ、韓国電力は500位外に押し出された。サムスン電子は時価総額が小幅増加したが順位は6ランク、現代車はなんと159ランクも下落した。

中国企業のうち、ペトロチャイナ(中国石油天然気、4位)、中国工商銀行(ICBC、7位)は世界10大企業に含まれたうえ、チャイナモバイル、チャイナテレコム、アリババ、百度(Baidu)、テンセント(Tencent)などの通信企業やIT企業の強気が目立った。特に中国版カカオトークと呼ばれる「ウィーチャット(WeChat)」で有名なテンセントは昨年より30ランクも躍り出た23位を記録し、サムスン電子を抜いた。香港証券取引所に上場された中国テンセントの勢いは昨年末の「滬港通(フーガントン、上海・香港相互株式取引)」の影響が大きかった。米国企業は198社で3社、日本企業は32社で2社増えた。

韓国の代表企業の価値が後退したのは、円安により輸出実績が減った影響が大きい。 3月の輸出は470億ドルで前年同期比で4.2%減少し、今年1月(-0.7%)、2月(-3.4%)より減少幅も大きくなった。また、日本の日経平均株価が最近2万円を突破して、中国の上海総合指数も4000を超えるなど高空行進しているが、韓国証券市場の上昇率は10%にならないことも原因だ。

米国企業が健在し中国企業が大躍進している中で、韓国企業は不況のせいだとうずくまっているのを見れば情けない。サムスン電子の競合社であるアップルは時価総額7356億ドルを記録し不動の1位を守った、グーグル(3651億ドル)は2位を占めた。

シャオミ(Xiaomi)などが創業した中国北京の「中関村」が第2の全盛期を迎えていて、テンセント社、ファーウェイ(Huawei)社、フォックスコン(Foxconn)社などの本社が位置している中国広東省の「深セン」も、ITのメッカとして浮上するなど、中国のIT企業の成長は破竹の勢いだ。このような猛追撃を韓国のIT企業が対抗できるか心配だ。政府は、企業の投資心理を生き返らせることができるように規制緩和に拍車をかけて、消費心理も生き返らせなければならない。
  • 毎日経済 | (C) mk.co.kr
  • 入力 2015-04-17 00:01:01




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