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10年使える冷蔵庫の浄水フィルターを3Mに供給

www.insungenpla.co.kr 

  • 10年使える冷蔵庫の浄水フィルターを3Mに供給
  • < ユン・ヒョングァン代表がチューブの付いた「冷蔵庫用浄水フィルター」を説明している >

最近、多国籍企業である3Mに「冷蔵庫用浄水フィルター」を供給して話題になった中小企業がある。仁川にある自動車ベアリング用プラスチックケージ専門企業のインソンエンプラ(insungenpla)だ。インソンエンプラ社は、金属のみが使用されてきた精密部品をプラスチック素材に変えて全量を輸入に依存していたベアリング用ケージを1999年に国産化して注目を浴びた。

韓国内で輸入部品を代替することに成功して以来、日本とオーストラリアに輸出まで行っただけでなく、様々な超精密エンジニアリング・プラスチック部品の開発にも成功し、部品・素材技術部門で産業褒賞(2006年)を受賞した。しかし、会社の成長のためには「新樹種事業(バイオや環境、新エネルギーなどに関連する産業)」が必要だった。これについて悩んでいたインソンエンプラ社のユン・ヒョングァン代表は、2012年末、多国籍企業3Mの韓国支社(韓国3M)にプラスチック部品の共同開発を提案した。これまで現代自動車・サムスン電子と取引しながら積んだ技術的なノウハウを持っているだけに、韓国3Mの技術陣を招いて数多くの超精密プラスチック部品を作り出す金型・射出設備と品質管理システムを見せた。インソンエンプラ社の品質・原価競争力を確認した韓国3Mは、ついに韓国企業が開発できずに、外国工場から調達して使っていた「冷蔵庫用の浄水フィルター」を新たに開発してみようと提案してきた。だからと言って、インソンエンプラ社にだけ機会が与えられたわけではない。韓国3Mは他の企業も開発に参加できるようにした。

この激しい競争を勝ち抜いて勝者になったインソンエンプラ社は、さらに熾烈な試験台を通過しなければならなかった。既存の部品を交替する時に必ず通過しなければならない米国の承認手続き(PPAP)を踏むのに6ヵ月、試験生産に6ヵ月、品質証明に6ヵ月がかかり、ついに今年3月から供給し始めた。ユン代表は「冷蔵庫に付いている浄水器を使用する時にその中にあるフィルターから、一滴の水も漏れてはいけないため、強力な水圧テストを通じて水漏の有無を確認して、耐久性のテストを30万回まで行い、10年以上使用することができる」と説明した。

韓国3Mの冷蔵庫用浄水フィルターを供給することにより、昨年、200億ウォンだった売上高は今年400億ウォン水準へと約2倍に増加するとインソンエンプラ社は見込んでいる。
  • 毎日経済_仁川=ミン・ソクギ記者 | (C) mk.co.kr
  • 入力 2015-05-12 17:09:04




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