厨房家電も超高価プレミアム時代(2/2)


デザイナーと手を組み、家具を考えたLGの「LGスタジオ」

サムスンがシェフと手を組み、機能性を強調した厨房家電を披露したなら、LGは、デザインに傍点を打った。プレミアム厨房家電を選ぶ消費者には、家電製品の機能だけでなく、他の家具との調和も重要だという考えからだ。

家電を家具の立場から接近したLG電子のプレミアム厨房パッケージ「LGスタジオ(STUDIO)」は、昨年、米国市場で初めて発売され、好評を得ている。冷蔵庫、クックトップ、レンジオーブン、電子レンジ、食器洗浄機など、厨房家電をプレミアム化し、ビルトインブランドとしてセットにして発売したもの。米国で販売される「LGスタジオ」シリーズは、顧客の要求にあわせて、家電を追加したり外したりできる。しかし、ビルトイン冷蔵庫、オーブン、食器洗浄機など、主要製品群のみパッケージで購入しても、家電の価格だけで、最高2万ドル(約2200万ウォン)に達する。

LG電子は、米国プレミアム厨房家電市場の攻略のため、有名インテリアデザイナーの「ネイト・バークス(Nate Berkus)」と手を組んだ。先月6日、米国ラスベガスCES2014で、LG電子のプレミアム厨房パッケージが公開される時、イベント開場では、デザイナーのバークスがサプライズ出演し、今後の自身の協力抱負を明らかにしたりもした。

バークスは、事実、韓国ではあまり知られなかったが、米国では有名なインテリアデザイナーだ。

彼は、去る2002年から、米国最高のトークショーの「オプラ・ウィンフリー・ショー(The Oprah Winfrey Show)」で、室内インテリアの専門家として固定出演し、大きな人気を得た。以降、家の改造プログラムで米国NBC放送社の「アメリカンドリームビルダー(American Dream Builder)」の進行を引き受け、去る2005年には、インテリアの本で、ニューヨークタイムズのベストセラー作家として選定されたほど影響力が大きい。これにより、今後、LG電子のプレミアム厨房家電も、インテリアの調和を成す家電として定着する展望だ。

LG電子は、すでに昨年からプレミアム家電の需要が大きい米国カリフォルニア・テキサス・ユタ・ネバダ州などの家電流通売場に入店し、販売を開始した。国内でも釜山センタム、盆唐の書峴など、高級厨房家電の需要が多い地域を中心に、ビルトイン家電専門売場を増やす計画だ。

家電ドイツのベルリンで開かれたIFA2013サムスン電子生活家電ブースで、料理シェフがサムスン電子の厨房家電を利用してつくった料理を、観覧客に提供している。

ブランド価値最優先なら、ドイツ家電「Miele(ミーレ)」

グローバルプレミアム厨房家電市場で、伝統の強者はドイツの「ミーレ」だ。ミーレは特に、昨年末、韓国で高価冷蔵庫ラインを披露しながら、韓国家電社のプレミアム家電競争を触発した。

ミーレが先月発売した製品は、冷蔵庫(391ℓ)と冷凍庫(261ℓ)が別途に離れた製品だ。それぞれ購入も可能で、ふたつの製品をすべて買って、両開き型タイプとして使用することもできる。冷蔵庫と冷凍庫の価格が、それぞれ398万ウォンと428万ウォンで、ふたつの製品をすべて購入すると、価格が800万ウォンをひらりと超える。ヨーロッパのプレミアム家電は、電力が多くかかるという不安感もなくした。この製品は、エネルギー消費効率1等級を獲得し、最小化された電力消費量で、多くの量の食品を完璧に保管することができるため。環境有害物質のクロロフルオロカーボン(CFC)と、ハイドロフルオロカーボン(HFC)を使用せず、親環境製品でもある。

また、用途と特性に合わせた冷却方式をそれぞれ適用し、食べ物の新鮮度を最上の状態で維持・保管してくれる。冷蔵庫全体の空間が同じ温度で維持されるのを望む時には、「ダイナミッククーリング」機能を利用し、冷蔵室の温度を一定に維持することができる。冷凍庫は、-28℃~-14℃の温度に調節が可能だ。とくに、外部の冷気を循環させて冷却する「ノーフロスト(No Frost)」方式を採択し、霜や氷の発生を最小化し、自動で除去してくれる。ミーレは、これまで韓国ではタワーパレスとギャラリアフォレなど、高価住商複合アパートにビルトインで入り、ヨーロッパのプレミアム家電の名声を積んできた。

しかし、昨年末から、一般の小売顧客用冷蔵庫を発売しながら、新しい顧客層を狙っている。事実、韓国で販売される冷蔵庫だけでも、サムスン・LGの超高価ラインが400万~500万ウォン台だ。しかし、米国系プレミアム家電製品サブゼロ、バイキングなど、冷蔵庫1台の価格が2000万~3000万ウォンの値を付ける。

このため、その中間層である800万ウォン台の冷蔵庫を出しても、十分に市場に受けるだろうという計算だ。

実際に、ミーレは、ブランド価値を最優先的に考える顧客が好んで求める。最近、韓国で発売された最新型の冷蔵庫が、900ℓを超える大型であることを勘案すれば、今回発売されたMiele冷蔵庫は、700ℓにも満たない容量だが、人気は着実であると伝えられた。
  • 毎日経済産業部_ハン・イェギョン記者 | (C) mk.co.kr
  • 入力 2014-02-07 14:29:28